【運動よりもまず睡眠】睡眠不足が太る原因?!メカニズムの解説と、良い眠りに導くツボ押し
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![伊藤香奈](https://images.yogajournal.jp/writer/6fOGCqGf7xpWw8BM0Ec8ggNBf2HWULni7n9rlX2a.jpeg)
痩せるためには運動よりも睡眠?!睡眠時間を削って運動するより、眠る方が痩せ体質に近づくかもしれません。なぜ睡眠不足だと太るのか?をわかりやすく解説します!
日本人は睡眠不足?
OECD(経済協力開発機構:世界経済や社会福祉の向上を目的とする国際機関)の2021年の報告によると、日本人の平均睡眠時間は、調査33ヵ国中、最下位。
世界で一番寝ていない国、ということがわかりました。また、令和元年の国民健康・栄養調査結果11において、1日の平均睡眠時間が6時間未満の者の割合は、男性37.5%、女性40.6%。日本の中でも男性より女性の方が睡眠不足ということが明らかになりました。
睡眠不足は太る?
睡眠不足になると、食欲を抑制するレプチンというホルモンの分泌が減り、一方、食欲を増進するグレリンというホルモンの分泌が増加します。
それだけでなく、特に脳が高カロリーな食品や甘いものを求めやすくなったり、睡眠不足のストレスによりストレスホルモンであるコルチゾールが増加し、脂肪の蓄積を促進するという悪循環も・・・。
一方、睡眠が不足していると疲労感から運動量は低下します。これらの原因が重なることで太りやすくなってしまうのです。
シカゴ大学の研究によると、いつもより長く寝るほど食欲が落ち着いた、という結果がでています。1日あたり睡眠時間をいつもより+1時間するごとに、カロリー摂取が150Kcal減ったとのこと。
寝不足→イライラ→甘いものや高カロリーを摂取→疲れて運動量が不足→太りやすい体質になってしまう、という悪循環にはまらないよう、まずはしっかり睡眠時間を確保しましょう!
![ストレス過食](https://images.yogajournal.jp/article/236377/PuiOk6WDdJ9M5pdex3VeVHWMt8eytqfvRLKcfqUI.jpeg)
まずは質より量!
睡眠の質が良ければ、時間が短くても大丈夫、というのは実は間違い。前記の通り、日本人は睡眠時間が足りていないため、まずは睡眠時間の確保が確実に重要です。
とはいえ、やることもあるし今より1時間早く布団に入るのは難しい・・・という方は、せめて布団に入ってから寝付くまでの時間を短くすることからトライしましょう。布団に入ってから寝付くまでの理想時間は、15分以内といわれています。布団に入ってもなかなか寝付けない・・・という方はこのツボ押しを試してみて!
安眠のツボ『失眠穴』
失眠穴(しつみんけつ):足の裏側、かかとの中央の少しへこんだところにあるツボです。凹んでいるところがわからない、という場合は、カカト全体をまあるい円の形のように捉えた時の中央部分のあたりと思って押してみましょう。
![失眠のツボ](https://images.yogajournal.jp/article/235852/PlzOw3cjfgkcnJiTtuw0tpSLaTjH7HIZ5aZV6GjC.jpeg)
参考資料:睡眠の超基本(朝日新聞出版)、健康づくりのための睡眠ガイド2023(厚生労働省)
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