【眠れない夜の対処法】疲れているのに眠れないのはなぜ?胸と脇を広げる寝たままできる安眠ストレッチ

 【眠れない夜の対処法】疲れているのに眠れないのはなぜ?胸と脇を広げる寝たままできる安眠ストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2024-09-28

すごく疲れているはずなのに、ベッドに入ってもなかなか眠れない…。早く寝たいと思えば思うほど寝付けない…。そんな夜もありますよね?今回は、疲れた日にぐっすり眠るための簡単なストレッチをご紹介します。ベッドに横になったままできるので、試してみませんか?

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疲れているのに眠れないのはなぜ?

体が疲れているのになぜかなかなか眠れない…。その原因はどこにあるのでしょうか?

ストレスや緊張

体は疲れていて休みたいモードになっていても、精神的な疲れやストレスがあるとスムーズに眠りにつくことができません。なぜなら、ストレスや緊張は、脳を覚醒させる交感神経を活性化させ、健やかな眠りを妨げるからです。眠らなきゃという焦りもストレスとなり、更に眠れなくなってしまうのです。

寝る直前の行動・習慣

寝る直前の何気ない行動が睡眠を妨げるケースもあります。例えば、

●熱めのお風呂に入る

●強度高めのヨガやトレーニングをする

●スマホやパソコンなど、刺激の強い光を見る

など、無意識にこのような習慣を続けてしまうと、体が疲れているにもかかわらず交感神経が活発に働き続けます。そのため、すーっと自然な眠りにつくことができなくなります。
安眠のためには、寝る前の行動や習慣を見直す必要があるかもしれません。寝る前は、副交感神経を優位に、リラックスモードへ導くような行動を習慣化することが大切です。

胸や脇を開いて呼吸を深めよう!副交感神経を優位にする簡単安眠ストレッチ

ゆったりした深い呼吸は、副交感神経の働きを優位にしてくれます。キュッと縮んだ筋肉を緩めて呼吸を深めましょう!

やり方

1)両膝を曲げ、左を下にして横向きで寝る。枕を用意するか、左腕を枕にして体勢と呼吸を整える

右を下にして膝を曲げ、横向きで寝た体勢
Photo by Reiko Sudo

2)息を吸って右手を天井へ引き上げる

右を下にした横向きで寝た状態から左手を天井に引き上げた体勢
Photo by Reiko Sudo

3)息を吐き、右手を斜め上に伸ばしながら脇や胸を大きく開いて伸ばす。ゆっくり5~10呼吸キープする

右を下にして横向きで寝た状態から左手を左斜め上に引き上げながら胸や脇を開いた体勢
Photo by Reiko Sudo

4)元の位置に戻り、向きを変えて反対側も同様に行う

ポイント

腕の位置はななめ45度くらいを目安に、なるべく遠くに伸ばして胸開きましょう

左を下にした横向きで寝た体勢から右腕を斜め上45度に伸ばして胸や脇を開くストレッチ
Photo by Reiko Sudo

肩まわりの違和感がある場合は、無理をしないこと。呼吸が浅くならないように、腕の位置を下げたり肘を緩めたりして調節します。
また、膝がずれないように、ぴったりつけたまま行うことで、より大きく胸が開きます。息を吸いながら胸の前を開いて指先を遠くに伸ばし、吐きながら余分な力をリリース。重力に身を委ねて脇から胸を心地よくストレッチしましょう。

呼吸が徐々に深まる感覚を大切に、リラックスして行うこことでぐっすり眠れるようになるはずです!

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須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。



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右を下にして膝を曲げ、横向きで寝た体勢
右を下にした横向きで寝た状態から左手を天井に引き上げた体勢
右を下にして横向きで寝た状態から左手を左斜め上に引き上げながら胸や脇を開いた体勢
左を下にした横向きで寝た体勢から右腕を斜め上45度に伸ばして胸や脇を開くストレッチ