POSE & BODY
運動におけるボディイメージ|理学療法士がヨギに知ってほしい体のこと
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大切なのは内的な感覚である「体性感覚」
ヨギのみなさんは、特に初心者であればあるほど、自分自身の姿勢や、身体の位置を、鏡で確認することもあると思います。そのとき、自分を観察しているのは視覚的な情報です。しかし、ボディイメージを構築するのは、筋ひとつひとつの収縮具合や皮膚の感覚、足底にかかる圧力など、もっともっと内的な感覚です。体性感覚と呼ばれるこの感覚は、よく言う「五感」という言葉には含まれない、けれども重要かつ情報量の多い感覚です。また、平衡感覚や回転覚など、運動に関わる「五感」以外の感覚は他にもあります。
自分自身のボディイメージの構築を考えるとき、大切なのは外から見た姿勢ではありません。自分の身体がどのような姿勢にあるのか、内側から感じる体性感覚です。どこがどのくらい動いたら、自分の身体はどう感じるのか。そのとき、どこにどういう感覚が生まれて、それにどう対処しているのか。そういった内省は体性感覚無しではできません。
この記事を読んでいる方の中には、インストラクターをされている方もいらっしゃるでしょう。目の前の対象者の「感じる力」を引き出すことが、本当の意味で「教える」ということに繋がるのではないでしょうか。
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