歩き方を変えるだけで「1か月で-3kg」も夢じゃない!?理学療法士が伝える「痩せる歩き方」

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Ayaka
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2024-09-07

痩せたいけど運動する時間がない、ジムに行くお金がないという方、買い物や通勤時間をダイエットの時間に当ててみませんか。実は歩き方を変えるだけで1ヶ月に3kg痩せられるかもしれません。今回は、痩せる歩き方をご紹介します。

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歩き方を変えると痩せる理由

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歩き方を変えると痩せる理由。ズバリ「基礎代謝が上がるから」です。街を見てみると猫背で歩いていたり、反り腰で歩いている人が多くいます。悪い姿勢で歩いていると歩くときに必要な筋肉が働きにくくなり、筋肉がこわばりやすくなってしまいます。そのため、全身の血流が悪くなり基礎代謝が下がりやすい状況に。

全身の筋力を正しく使える歩き方に変えると基礎代謝が上がり、痩せやすい体づくりをすることができますよ。

「長く歩けば痩せる」は半分間違い

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よく20分以上歩くと脂肪が燃焼されると言われていますが、半分間違っています。長く歩けばもちろん脂肪燃焼効果が見込めます。ただし、正しい姿勢で歩くということがとても大切です。悪い姿勢で歩くよりも正しい姿勢で歩く方が効率的に痩せることができます。

今の歩き方をチェックしよう

まずご自分の今の歩き方をチェックしましょう。3点をチェックしてみてください。
・足が横に出ていないか(ワイドベース)
・猫背や反り腰になっていないか
・踵からついているか 

正しい歩き方のポイント

正しい歩き方のポイントをご紹介します。
この中から、ご自分の中で3つポイントを決めて意識して歩いてみてください。

①目線は10m先を見ている
目線を10メートル先に向けることで姿勢が良くなり体幹に力を入れやすくなります。近くを見過ぎると、視線が下がりがちで、姿勢が悪くなりやすいです。

②首は長く
首を長く保つことで、背中が自然に伸び、正しい姿勢を維持しやすくなります。首を縮めずに、頭を高く保つことを意識しましょう。

③頭が左右に揺れない
歩くときに頭を固定し、左右に揺れないようにすることで、体幹が安定しインナーマッスルが常に働く上体を作れます。

④肩甲骨を内側に寄せる
肩甲骨を内側に寄せることで、胸が自然に開き、肩がリラックスします。肩を無理に引き寄せるのではなく、自然に肩甲骨を動かすことを意識してください。

⑤おへその下に軽く力が入っている
腹筋を軽く使うことで、おへその下の部分が引き締まり、体幹が安定します。歩行中にお腹の筋肉に意識を向けることで、体のブレを最小限に抑えることができます。

⑥お尻が左右にふれない
歩くときにお尻が左右に振れないようにすることで、体の動きが安定し、スムーズな歩行が可能になります。お尻を意識して固定することで、歩行中の無駄な動きを抑え、効率的に歩くことができます。

⑦後ろの膝が伸びている
後ろの膝を伸ばすことで、歩行の際に足がしっかりと地面に接地し、床を蹴ることができます。床を蹴るときにお尻の筋肉が働くのでシェイプアップにつながります。

⑧踵からついている
足の踵から地面に着地することで、お尻の筋肉にスイッチが入るので歩きも安定して脚全体の筋肉をバランス良く使うことができます。

⑨足がまっすぐ前に出る
足が内股や外股にならないように気をつけ、常に前にまっすぐに出すように心掛けましょう。

⑩前の母指球に力が入る
歩く際に前足の母指球に軽く力を入れることで、踏み込む力が効率よく伝わり、歩行がスムーズになります。

これらのポイントを意識して歩くことで、歩きが安定するだけではなく姿勢が改善されて痩せやすい身体を作ることができます。

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Ayaka

Ayaka

医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。



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