ジムもハードな筋トレも筋トレも不要【歩き方を変えるだけでペタンコお腹に】ぽっこりお腹改善ウォーク

ぽっこりお腹の原因

ぽっこりお腹の原因はいくつかありますが、病気によるものを除けば、主に「肥満」と「姿勢の悪さ」が原因です。肥満が原因の場合は、単純に脂肪が多くついているということなので、食生活や運動習慣の見直しが大事になります。逆に、食生活も整っていて運動習慣もあるし、体重が重いわけではないのにお腹だけがぽっこりしている…という人は、姿勢の悪さが原因かもしれません。

不良姿勢の人は年齢性別問わず増加中

電車の中でドア付近に寄りかかり、けだるい感じでスマホを見ている、というのも姿勢不良の原因になります。また、在宅時間が長かったり運動量が少ないと、自分の体を支えるだけで疲れてしまいますし、そうやって不良姿勢になることで余計に関節に負担がかかり、さらに姿勢が悪くなるといった負のループが起きてしまいます。そんな不良姿勢は大人だけではなく、子どもにも見られます。

お腹ぽっこりに見える姿勢と歩き方トレーニング

以下の2枚の写真を見比べてみましょう。同じ日同じ時刻に撮ったのに、かなり印象が違いますよね。姿勢不良のほうは、まっすぐ立っている写真と比べてお腹がぽっこりしているように見えると思います。この不良姿勢は、お尻が下向き、尻尾をまるめこむような感じで腰が丸くなっている、いわゆる「骨盤後傾」という状態です。

歩き方を意識するだけでお腹がぺたんこに

ぽっこりお腹を解消するトレーニングはたくさんありますが、歩き方を意識するだけでお腹をぺたんこにできるトレーニングを紹介します。

意識するのはひとつだけ。お腹薄くして歩くことです。

①息を吐きながらお腹をへこませます。その時背中を丸めず、お腹も背中もまっすぐのまま行うのがポイント。トップスやパンツの後ろに物干し竿を入れている感覚で行ってください。

②その姿勢をキープして歩きましょう。たったこれだけで結構しんどいですよ。息は止めずに、胸で吸ったり吐いたりを心がけてください。吸うときにもお腹は薄いままをキープしましょう。

気づいた時にできるだけ高頻度で行うと効果大

この歩き方トレーニングは、通勤時や散歩のときなどに行うほか、慣れてきたら階段の上り下り時も行いましょう。長時間続けるというよりも、10～20秒程度もいいので、1日に何回もしてみてください。

姿勢の保持に必要な「腹横筋」を活性化させるとともに、上半身を真っすぐ伸ばしたまま動くことで、体幹部の筋肉や骨盤周りの筋肉も連動しやすくなります。

ヨガを始めたいという人に

「アイアンガーヨガ」「アシュタンガヨガ」「シヴァナンダヨガ」は、近代ヨガの流派の中でも特に人気も高く実践者の多い３つです。筆者なりの視点でそれぞれのヨガの特徴をご紹介します。気になるヨガにトライしてぽっこりお腹の解消を目指してみてはいかがでしょうか。

アイアンガーヨガ・・・背骨をしっかり伸ばすようなポーズが多い。キープ時間が長めだが、動き続ける時間は他の流派より少ない。ぽっこりお腹の原因となる「骨盤後傾」の人の姿勢改善に効果が期待できる。

アシュタンガヨガ・・・動き続けるヨガであり、筋トレ的な要素も盛り込まれている。脂肪燃焼に効果的な有酸素運動の要素があり、インナーマッスルも効果的に鍛えることができるので、痩せることと姿勢改善の両面で効果が期待できる。

シヴァナンダヨガ・・・体を使う→休めるという手法に代表されるように、どちらの要素も取り入れることでバランスを整えていくヨガ。体に限らず、心のバランスも整えていくため、食べ過ぎや睡眠不足といったことが原因のぽっこりお腹にも効果が期待される。