ぽっこりお腹が解決しない理由は「骨盤後傾」かも?【仰向けでできる楽ちん3分骨盤調整エクサ】
そんなに太ってないのにお腹だけがぽっこり出ている。食事制限してもお腹が凹まない。そんなお悩みありませんか? 実はぽっこりお腹の原因はお腹ではないかもしれません。今日はぽっこりお腹を根本から解決するエクサをご紹介します。
ぽっこりお腹の原因は「骨盤」!?
お腹をつまんでは落ち込んで…。気合いを入れて筋トレを始めて…。そんな人こそ意識してほしいのが「そもそも骨格・構造は整っているか」ということ。
骨盤のゆがみ、なかでも「骨盤後傾」と呼ばれる、骨盤が後ろに傾いた状態が慢性的に続いている人は、内臓が下がりお腹が前にぽっこりしやすいのです。つまり、お腹痩せのためには、まず骨盤のゆがみを正すことが大切になってきます。
骨盤後傾が身体に与える悪影響
骨盤の慢性的な後傾は、お腹がぽっこり出るだけでなく、ほかにもさまざまな弊害をもたらします。
・内臓が圧迫され冷えの原因に
・猫背になり腰痛・肩こりの原因に
・膝が曲がってO脚の原因に
・股関節が圧迫されつまずき・転倒の原因に
まずは骨盤の歪みを調整して、正しい姿勢に戻すことがお腹痩せへの近道となります。
骨盤を支える3つの筋肉をしなやかに!
体を健やかに美しく保つための要となる骨盤ですが、骨盤を支えている3つの主な筋肉がこちらです。
・腹横筋
・骨盤底筋
・内転筋
骨盤が後傾していると、これら3つの筋肉はアクティブに使われることはありません。使われないのでさらに筋肉が衰えたり硬くなったりして後傾を助長する、という悪循環に陥っていきます。
骨盤を支える3つの筋肉が使われにくい人の傾向
さらに日常の習慣として
・歩く機会が少ない
・1日の大半は座りっぱなし
・膝を閉じて座るのがつらい
・ガニ股になりやすい
・パソコンやスマホを長時間見ている
いずれかに該当する方はより注意が必要です。
骨盤周辺の筋肉鍛えるとメリットいっぱい
骨盤を意識することで姿勢が改善し、骨盤を支える主要筋をしなやかに整えることで「ぽっこりお腹」に効果がでます。他にもさまざまなメリットが期待できます。
・肩こり・腰痛防止
・バストアップ
・ヒップアップ
・尿もれ防止
・スムーズで疲れにくい歩行
ぽっこりお腹を解決する「仰向け楽ちん3分エクサ」
骨盤の位置を整える
1.仰向けになり 内ももでヨガブロックを挟み、足もブロックと同じ幅で開きます。骨盤付近に手を添え、骨盤を前後に動かしながら傾きを確認していきましょう。
2. ブロックが前にも後ろにも傾かない位置を確かめます。ブロックが身体の中心に来るようにしましょう。
3. ブロックを外し、足の裏と裏を合わせた合蹠のポーズを取ります。足を開いたり閉じたりしながら、同様に骨盤の真ん中の位置を探してみましょう。
ポイント
・手で骨盤に触れながら、傾きを確認するようにゆっくり行います。
・わかりづらい時はブロックの傾きをヒントにしましょう。
・ブロックが遠のく時骨盤は前傾していて、手前に近づくと後傾している状態です。
骨盤を支える3つの筋肉をしなやかに
1. 仰向けになり内ももでブロックを挟み、足はブロック幅で平行に開きます。
2. 骨盤の傾きを真ん中にしたまま、息を吐きながらお尻を床から浮かせます。
3. 骨盤が傾かないように注意しながら、息を吐きお尻を床に戻します。
ポイント
・呼吸は時間をかけてゆっくり行いましょう。
・お尻や太ももに力が入りすぎて、ブロックが手前に傾かないように注意しましょう。
こちらの動画で一通りの流れをご覧いただけます
AUTHOR
井上浩子
2002年、留学先NYのバレエスクールの授業でヨガに出会う。厳しいプロ生活で心身を壊したことをきっかけにヨガは欠かせないライフワークに。自身の経験から、「自分に安心できる感覚と自分への愛おしさを取り戻す」をモットーにレッスンを展開。 解剖学に基づく効果的なシークエンス構成と 誰にでもわかりやすいインストラクションに定評がある。日米指導歴14年・バイリンガル講師・RYT500。オンライン&対面レッスン、指導者養成のほか、ヨガ関係の通訳・翻訳も行う。
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