夏の疲れは引きずりやすい?疲れが出やすい〈股関節&肩まわり〉を一気にストレッチする方法
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉も近年なかなか感じにくい季節となっていますが、朝晩はゆっくりと秋の気配を感じる瞬間も増えてきました。皆さんは夏の酷暑の疲れ、溜まっていませんか?
夏の疲れは引きずりやすい?
猛暑でも十分暑かったですが、ここ数年は酷暑と呼ばれる日が増えるような天気となりました。あまりにも暑すぎてクーラーを切れない、日中は必要最小限の外出にするという方も多かったのではないでしょうか。外に出れば異常に暑い、中に入れば異様に寒いといった寒暖差を味わうことも多く、なぜか今週はぐったり疲れている…なんて週もありますよね。涼しくなればその疲れも解放できるのでは?と思いがちですが、秋は秋で気温の変化や気圧の変化などによってさらに体は疲れやすくなります。夏の疲れは今のうちに少しずつ緩和させていく必要があるでしょう。
特にどこが疲れている?
なんとなく全身ダル重い、ぐったりという場合、どこにどうアプローチすべきなのか悩みますよね。暑くてなかなか外に出ず、クーラーが効いた環境にいたことを想定すると、特に凝り固まっている部位は股関節まわりと肩まわりです。歩くなどの動作が減ることで股関節まわりの可動域が狭まりやすくなり、クーラーの冷えによって肩まわりの血行が滞りやすくなっていくのです。
また、股関節と肩まわりを刺激することで老廃物を排出しやすくなったり、内側から体を温めてくれたりするので疲労物質を外に流しやすくなります。疲れが溜まっていると感じる方はぜひ一緒にやってみましょう。
こりが気になる股関節&肩まわりをほぐし血行を良くするストレッチ
強い刺激よりも、ご自身の心と体が心地よいと感じられる強さでやってみましょう。
やり方
1.マットの上で四つ這いになり、手の平を1枚分前に移動します。
2.左足を両手の間に来るように置き、息を吸いながら両手を上げます。
3.息を吐くタイミングに合わせて重心を下ろし、両方の股関節まわりに刺激が入るか確認しましょう。上半身が前後にぶれないよう気を付けます。そのまま3呼吸キープしましょう。
4.上げている両手を背中側へ回し、息を吐きながら両手をマットの方へ近づけ視線と胸を天井へ開きます。重心は変わらずマットの方へ下げるイメージです。
5.股関節と肩にダブルで刺激が入りますので、そのまま2~3呼吸キープです。
6.吐く息で両手をマットに置き、足を入れ替えて反対側も同様に行っていきましょう。
1ポーズですっきりできるのでシャキッとしたいときにもぜひ
難しくないポーズにも関わらず、やった直後に全身すっきりした感覚を味わうことができます。気合いを入れなおしたいとき、眠くてすっきり起きれなかったときなど、気持ちを切り替えたいときにもおすすめのポーズですよ。夏の終わりだからこそ、全身を労わり、少しずつ快適に過ごせる季節へ準備していきましょう。
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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