重だるい下半身が劇的に軽くなる!股関節の血流がアップする〈股関節抱きしめストレッチ〉
股関節には太い血管が通っているため、下半身の血流やむくみに影響大!股関節を動かして、下半身の血流をアップ!むくみも流して軽い下半身を作りましょう。
下半身の血流は股関節から?
体中の筋肉は、全身の骨に沿ってついていて、骨を動かす骨格筋、消化物を送り出す蠕動運動等を行う内臓を動かす平滑筋、心臓をポンプのように動かす心筋などがあります。その数は、骨格筋だけで約400個、平滑筋と心筋を合わせると約600個(断定できないのは個人差がある場合があったり、数え方が場合によって違うなどの理由からです)。筋肉は、骨を動かしたり、ボディメイク=身体の形をつくることが目的と捉えている方も多いかもしれませんが、筋肉には主に5つの役割があります。
1.骨と骨をつなぎ、骨を動かす
関節をつないでいる筋肉は、伸び縮みすることで身体を動かします
2.熱を作る
体温といわれる身体の熱は、筋肉でも作られていきます。身体が生み出す熱のうち、約60%が骨格筋(骨を動かす筋肉)から生まれます
3.体温を調整する
熱を放出したり、寒いときは身体を震わせて熱を作り出そうとしたりします
4.体を守る
腹筋群は、内臓を守る。かかとの筋肉は歩く時の衝撃から骨を守るなど、外からの衝撃に対し、全身を覆うようにして守ってくれています
5.血液を心臓に送る
心臓の筋肉によって全身に送り出された血液は、全身の筋肉の働きによって心臓に戻ってきます
全体の筋肉の約6~7割が下半身にあるといわれていることから、下半身をしっかり動かすことで、熱を作り出し、血流をアップさせ、身体を守る力もつけられるという一石三鳥のメリットを得ることができるのです。
脚の付け根から血流アップ!
心臓からつながる大動脈は、背骨の内側を通りお腹まで下りてきて、2つに分かれ、骨盤内で背中側から脚の付け根の前側に出てきて、下半身へとつながっていきます。
この脚の付け根を動かすことで、血管をダイレクトに動かし、血流を促すことができます。床に座った状態からスタートしていきましょう。
1)右膝を曲げて、膝を立て、左脚は膝を横に倒しておく
2)両腕で右脚を胸に引きつける(脚の付け根を圧迫する)
3)右膝を後ろに引く(脚の付け根を解放する)
脚を引きつける、解放するを数回繰り返す。
4)最後に脚の付け根を後ろにひき、右腕を耳の横に伸ばして脚の付け根~体側をストレッチして血流を流すイメージで身体を伸ばす
▼リズミカルに動くインストラクターの動きを動画でチェック
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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