〈腰痛に悩む人には共通点がある〉骨盤後傾の姿勢を改善する【股関節エクササイズ】

 〈腰痛に悩む人には共通点がある〉骨盤後傾の姿勢を改善する【股関節エクササイズ】
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腰に疲れが出やすい、座っていると腰が痛くなる…。こんな腰痛のお悩みを感じている方の姿勢は決まって骨盤が後ろに傾いた「骨盤後傾姿勢」であることが多いです。この姿勢を改善しなければ座っている時も立っている時も常に腰に負担がかかってしまいます。そこで今日は骨盤後傾の姿勢を改善する股関節のエクササイズをご紹介します。腰に負担がかからない座り方も一緒に覚えて、腰痛の原因を断ちましょう。

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腰痛の人は腰で姿勢を支えて座っている!

座り方
photo by Minami Ito

腰に疲れが出やすい、座っていると腰が痛くなる。こんなお悩みを感じている方の座り姿勢を見てみると、お尻を前にスライドさせ、背もたれを腰で支えているような座り方をしていることが多いです。

これが骨盤が後ろに傾く骨盤後傾姿勢を作り上げています。この姿勢でいるとどんな動きをしている時でも腰中心に動いてしまい、日々腰に負担をかけているような状態になってしまいます。

腰痛になりづらい座り方

まずは腰に負担がかからない座り方を確認しましょう。椅子に座ったら、耳の穴・肩・骨盤の真横(股関節)が一直線になるようにしてください。脚の裏が床につくと上半身が安定します。脚の裏が着いた状態で深く座れるとより良いでしょう。深く座れない場合は背中の部分にクッションなどを置くと心地よいです。

この座り方をするとお尻が前にスライドしたり、腰で寄りかかることはできません。その代わり、股関節が90度に自然と曲がっているはずですが、この状態がとても重要です。

腰痛の方は股関節を正しく屈曲することができず、腰ですべての動作を行おうとします。腰を曲げずに、股関節を曲げるエクササイズで腰に負担のかけない座り方、立ち姿勢、そして動作を体に馴染ませていきましょう。エクササイズと共に座り姿勢も気をつけると、より一層腰痛にならない姿勢を獲得することができます。ぜひやってみてください。

骨盤後傾の姿勢改善!股関節エクササイズ

<やり方>

股関節エクササイズ
(photo by Minami Ito)

1)四つん這いになり、手の幅は肩幅に広げ、膝の間は握り拳1つ分空けてください

股関節エクササイズ
photo by Minami Ito

2)息を吸って吐きながら、お尻を後ろに引きます。この時、腰を丸めないように注意しましょう。尻尾を後ろから引っ張られているようなイメージで息を吐いてお尻を引きます。動作に慣れたら、お腹をへこませながら息を吐きましょう。10回連続で行ってください。

▼ 詳しい動きを動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼

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伊藤みなみ

伊藤みなみ

日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。



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