顔がむくむ、だるい、肩首こり…の原因「上半身の滞り」を流す!腕を握ってしぼるだけの【関節ほぐし】
本来ヨガとは「関節の硬さを取るためのもの」ということを知っていますか? 気の巡りの「滞り」の大半は、関節の乾きからくる「硬さ」なのです。今回は、腕をしぼって振って、気を流して、血液を流して、リンパを流し、むくみを取るヨガをご紹介。肩こり、首こりがすっきりして、小顔効果も感じられます。
年齢を重ねると関節が硬くなる!?
古来から日本では「腱引き」という整体術があり、腱、すなわち関節と筋肉の繋ぎ目を「引く」(伸ばす)ことで体のメンテナンスを行ってきました。
また女性は、加齢とともに女性ホルモンが低下していくと、少しずつ関節が固くなっていきます。関節ヨガストレッチをして、いつまでも柔軟で身軽な心身を維持してきましょう!
首こり・肩こりを緩和する関節しぼり
上半身、特に腕の関節、手首の関節、指の関節を絞って伸ばすことで、気エネルギーがどんどん流れるようになります。同時に首こりや肩こりが解消され、腕から首、肩のラインのむくみが取れることで小顔効果も期待できます。
ストレスも発散できて気持ちもすっきりしますよ。
上半身の経絡MAP
・心経絡(Heart Meridian)が影響する気持ち、感情・・・「喜び」「愛情」「熱情」「興奮」「心の痛み」「情緒不安定」「不眠」「自律神経失調」
・肺経絡(Lung Meridian)が影響する気持ち、感情・・・「内省」「悲観」「悲しみ」「憂鬱さ」「気が塞ぐ」「涙が出てくる」「共感疲労」
・心包経(Pericardium Meridian)が影響する気持ち、感情・・・心包は心の鎧。「喜び」「愛情」など心と同様です
上半身のこりが取れる「関節しぼり」
関節しぼりのポイントは、痛気持ちいい程度にストレッチすること。毎日続けて、美容や健康を保っていきましょう。
ストレッチ中は、指先から肩まで、両腕にあるすべての関節を感じてみてください。じんわりと温かく、血行も良くなり、動きやすくなっているのを確認できます。
1、床に座り、「前へならえ」のように両腕を前方に出す。
2、右腕を上に左腕を下にして、交差させる。
3、両手のひらを下にねじり、手のひら同士を合わせる。
4、つないだ両手を内側から外側へくるっと返して、腕をぎゅっと絞り上げる。
パターン1:深呼吸を3回して、腕の上下を入れ替えて同様に行う。
パターン2:握って絞り上げた腕を上下に振り下ろすように10回動かす。腕の上下を入れ替えて同様に行う。
バリエーション
1、胸の前で両手をこすり合わせて、練(気)功をしましょう。
2、練って熱くなった気を使い、手のひらで身体中をなでて良い気を広げましょう。
動画でも確認できます
AUTHOR
西川尚美
西川尚美 サンディエゴでヨガに出会う。現在オンラインクラスでブレスワーク、陰ヨガ、瞑想、指導者養成講座を開講している。インサイトヨガのサラパワーズ氏、陰ヨガ創始者ポール・グリリー氏に師事。マインドフルネス陰ヨガ指導者養成講座 開講中。YYTT500、全米アライアンス RYT500認定講師 、介護予防運動指導員 著書「朝ヨガ夜ヨガ」宝島社 DVD「陰ヨガ for beauty & healing」
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