【旬のいちご】冷蔵より「冷凍」のほうが栄養価が落ちない!?おすすめの冷凍法とあわせて栄養士が解説
今が旬のいちご。やわらかい果肉は痛みやすく、冷蔵庫でもって数日… すぐ食べきれない時に、おすすめの冷凍方法と冷凍したいちごの活用法についてご紹介します。
美味しいいちごの冷凍法
冷凍したいちごは甘みが薄れてしまい、水っぽくなってしまいがちです。冷凍する際には保水しながら、甘みも補えるよう砂糖をまぶすのがおすすめです。冷凍方法は簡単!
1、いちごを洗い、ヘタをとったらキッチンペーパーで水分をふき取ります。(水洗いはヘタをつけたまま行うと水っぽくならず、ヘタの付け根からのビタミンCの流出も少なくすみます)
2、冷凍用の保存袋にいちごを入れ、砂糖をまぶします。(いちご1パックに対して砂糖大さじ2が目安です)
3、金属製のトレーやバットにのせ、素早く冷凍させます。急速に冷凍させることで、いちごの細胞内の氷の粒を小さくし、食感が悪くなるのを防ぐことができます。冷凍後は一か月を目安に使い切るようにしましょう。
今回は三温糖を使用していますが、どのような種類の砂糖でもお使いいただけます。いちごの果肉が潰れないように、保冷剤を使用する際は横に置くようにしてください。
冷凍すると栄養成分は変わる?
常温や冷蔵で保存すると次第に栄養素が減ってしまいますが、冷凍保存では栄養素の減少が抑えられます。いちごにはビタミンCをはじめ赤い色素成分のアントシアニン、ペクチンなどが含まれています。ビタミンCの含有量は果物の中でもトップクラスで美肌効果が期待できます。また、アントシアニンには肝機能を助けたり、視力低下を防ぐ効果が期待できます。
冷凍いちごの活用法
フローズンストロベリー
冷凍いちごをそのまま食べるのはもちろん、アイスクリームやヨーグルトにトッピングして食べるのもおすすめです。
ジャム
鍋に冷凍いちご、砂糖、レモン汁を入れて煮ることでジャムができます。生のいちごから作るよりも果肉がやわらかくなりやすいので、短時間で調理ができます。
スムージー
冷凍いちご、牛乳、砂糖または蜂蜜、レモン汁をミキサーにかけると簡単スムージーの出来上がり!冷凍いちごを使うので、氷を入れる必要がなく、濃いいちごスムージーに仕上がります。スムージーにゼラチンや生クリームを加えてムースやババロアを作ることもできます。
【参考文献】
Hankyu FOOD美味しい読み物
ニチレイほほえみごはん
ライター/まつおかあいこ
管理栄養士として保育園、病院での大量調理や栄養士業務を経験。調理経験の中で身に着けた知識をもとに、身近な食材についての記事の執筆を行っている。
AUTHOR
NS Labo(栄養サポート研究所)
全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。
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