腹筋の効果がソッコー爆上がり「筋膜硬いのもったいない!」くびれにつながるお腹の筋膜リリース
トレーニングをしているのに、なかなかウエストのクビレができない。その原因、実はお腹周りの筋肉の『硬さ』が原因かもしれません。お腹をほぐして、腹筋トレーニングの効果を上げていきましょう。
腹筋エクササイズの効果が出ない原因は?!
腹筋をがんばっているのに、なかなか効果を感じないと思っている方。効果が出ない原因の1つに、筋膜の硬さが考えられます。筋膜とは、筋膜とは皮膚の下にある筋繊維を包んでいる膜のこと。この膜が、トレーニング効果にどのような悪い影響を及ぼすのでしょうか?順を追って理解してみましょう。
①長時間同じ姿勢でいる、不良姿勢でいる等で、筋肉&筋膜が硬くなる
↓
②水分が筋肉や筋膜にいきわたりづらくなる
↓
③筋繊維同士の滑りが悪くなる(可動域が狭くなる)
↓
④トレーニングをしても、筋肉が上手に働かず、効果が出づらい状態になる
筋肉も、干物のように水分が少ない状態だと伸縮性が低下します。筋肉が大きく動かないということは、筋肉を動かすというトレーニング効果ももちろんですが、脂肪燃焼の効果も低くなるため、ダブルでエクササイズ効果が出づらくなってしまうのです。
筋膜リリースでは、適度な圧をかけ筋膜の間に水分をいきわたらせることにより、摩擦を防ぎ身体がスムーズに動けるようにする効果があります。
片側30秒で速攻効果あり!お腹の筋膜リリース
筋膜リリースローラーやストレッチポールを使って行っていきましょう。バスタオルを丸めても代用するときは、タオルを丸める中心にラップの芯や麺棒など、高さと硬さが出るものを入れると効果的です。高さと硬さがあると、骨盤のキワに入り込む感覚が生まれて気持ちよくなります。
●右側のウエストからほぐしていきましょう。
1)右ウエストのくびれ部分にローラーを当て、横向きに寝る
2)左膝を体の前につき体を支え、右膝は軽く後ろに曲げて置く。肘をついて上半身を支える
3)肋骨に強く当たらないように注意しながら、肋骨と骨盤の間を縦に動きながらローラーでほぐす(30秒)
4)左手で右足首をつかみ、上体を斜め上に引き上げてほぐしたところをストレッチ(5呼吸程度)
筋膜リリースを行った後に腹筋のエクササイズを行うと、可動域が広がった状態で筋肉を大きく使えるため、エクササイズの効果も高まります!ぜひ取り入れてみてください。
▼動画で一緒にやってみよう!
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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