膝を傷めずに戦士のポーズを行うためのコツ

 膝を傷めずに戦士のポーズを行うためのコツ
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綿本彰
綿本彰
2017-12-01

日本を代表するヨガ指導者、綿本彰先生が読者のお悩みに答える連載。今回は「戦士のポーズⅢを行うときに膝に痛みが生じる」というヨギの質問にお答えします。

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戦士のポーズⅢとは、片脚で立ち、上体を前傾させるポーズ。片脚バランスのポーズは一般的に膝を傷めやすいもの。さて、綿本先生のアドバイスは?

戦士のポーズⅢ  膝 痛い
戦士のポーズⅢ(Photo by CHRIS ANDRE)

膝をほんの少し曲げるか上体の傾きを緩めに

恐らく、前にしている脚(軸脚)の腿裏についているハムストリングという筋肉が硬いため、骨盤を前傾させることで痛みが生じているのだと思います。そんな場合の回避法は二つあります。ひとつには軸脚の膝をほんの少し曲げ、腿裏の筋肉を緩めてあげること。これは膝の過伸展による痛みを防ぐこともできるので、まず心がけるといいでしょう。もう一つは、上体の傾き具合を緩くすること。水平より起こした状態でホールドします。こうすることでも、腿裏の筋肉を緩めることができます。いずれにしても、勢いに任せて無理をすると簡単に膝を傷めてしまうので、アーサナは体の言い分に耳を傾けながら、慎重に行ってみてくださいね。

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yoga Journal日本版Vol.41掲載



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