タイムレスに輝き続ける、ハリウッド女優メリル・ストリープ(74歳)に学ぶ「6つの人生哲学」
現在最も才能ある女優とも評される女優のメリル・ストリープ。アカデミー賞を3度受賞し、アカデミー賞21部門、ゴールデングローブ賞32部門にノミネートされている。長年女優として活躍し続けるメリル・ストリープはどのようにしてそのタイムレスな輝きを維持しているのだろうか?
メリル・ストリープの6つの人生の「モットー」
不安は夫に打ち明け、乗り越える
メリル・ストリープはインタビューで自身のキャリアに関して、「新たなプロジェクトに着手する際、不安を抱える」と告白している。そして同時にその不安を乗り越える方法を持っているという。「自分にそういうつもりがなくても、どうやったらうまくできるだろうと考え始めてしまい、自信を失ってしまうのです。そしてそうなる度に、夫に『プロデューサーにこの映画は私にはできないと伝えないと』と話すのですが、すると夫は毎回のように、『そう言ってやった試しがないじゃないか』と言うのです」。
一生懸命働き、物事を追求する
インタビューで、メリル・ストリープは自身の職業倫理をどのように育んできたかについて語っている。彼女は母親から「一生懸命働き、物事を追求すること」を学んだという。「私のメンターは母でした。彼女は私にこう言っていました。『メリル、あなたならできるわ・・・あなたは心を傾けることができる。怠け者だったら、何も成し遂げられないけれど、心を傾ければ何でも実現できるのよ』。 そして、今もメリルは母の言葉を信じているという。
心の痛みはあえて忘れようとしない
メリル・ストリープは無名時代を支えてくれた恋人であり、死別した俳優ジョン・カゼールについて、どのような影響を与えたかについて語った。心の痛みを受け入れつつ、あえてその痛みを忘れようとはしなかったという。「心の痛みを乗り越えませんでしたし、乗り越えたくもありません」と彼女は語る。「何をしても、その痛みは常に心のどこかにあり、それは後に起こるすべてに影響を与えます。私はその痛みを受け入れ、それに執着しすぎないようにして前進することはできると思います」。
初心を忘れずに、常に全力で取り組む
メリル・ストリープは、彼女の成功の秘訣のひとつは、彼女が演じるすべての役割に熱心であることだと語る。「今も仕事をしているときには、初めてスタートしたときと同じ興奮と熱意を感じています。私が演じるすべてのキャラクターには、初めて演じたものと同じ重要性があります。演技は今も私にとって非常に喜びをもたらし、仕事を変わらず、愛しています。私は役柄の生活や感情を想像し始めるときに、今でも罪悪感のような喜びさえ感じるのです」。
女性の権利を支持する
メリル・ストリープは、フェミニストであり、女性の権利を支持したいと公言している。「今日の女性の自由を過大評価しないように気をつけるべきだと思います」と述べている。「女性が社会で自分の目標を達成し、高い地位に就くことは、男性に比べてまだ難しいことがありますが、それでも進歩はしています。20歳のとき、母親が『タイピングを覚えないで。それを覚えたら秘書になるだけよ』と言ったのを今も覚えています。「デビュー当初のことを今も鮮明に覚えています。女性にとって目標を追求するのは難しいと感じ、若い女性は知識や才能よりも美しさが常に評価されていた印象があります。私たちはその状況を変えなければなりません」。
顔は絶対に触らない
メリル・ストリープは、現在70代だが驚くほど若々しくシミのない肌を維持している。ジャーナリストのフィ・グローバーが明かしたメリルの究極の美容の秘訣は、ただ単に“顔に触れないこと”だ。映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の撮影中、メリルの自宅で行われたディナーパーティで、この美容の秘訣を教えてくれたのだという。“顔に触れない”習慣は、細菌の広がりや感染の可能性を防ぐのに役立つ。
出典:6 Secrets From Meryl Streep for a Timeless and Fit Physique
AUTHOR
山口華恵
翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。
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