絶対的ポップアイコン、ハリー・スタイルズ|抱えていた不安障害について告白、乗り越えて得たものとは

 絶対的ポップアイコン、ハリー・スタイルズ|抱えていた不安障害について告白、乗り越えて得たものとは
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山口華恵
山口華恵
2023-05-02

イギリス出身の絶対的ポップアイコン、ハリー・スタイルズ(29歳)は過去にメンタルヘルスの問題を抱えていたことを公表しているセレブのひとり。近年、インタビューや自身の曲の歌詞などを通じて、発作や不安障害に苦しんだ辛い経験を告白し、同じような問題を抱える人々に向けて、勇気や希望を発信し続けている。ハリーは、セラピーとの出会いによって人生や考え方が変わったという。今回は、ハリーのメンタルヘルスと向き合ってきた歴史とそこから得た人生のヒントの一部を紹介したい。

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ワン・ダイレクション時代の光と影

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全米最大規模の音楽授賞式「MTV Video Music Awards 2012」に出演したワン・ダイレクション/GettyImages

2010年の英音楽オーディション番組『Xファクター』でワン・ダイレクションの名が知られると、ハリー・スタイルズはあっという間に有名人となった。ハリーは、当初、「この名声が長い目で見て自分にどのような影響を与えるかについて全く考えもしなかった。僕は子供だった。わかっていることといえば、もう学校に行かなくていいこと。それって最高だと思ってた」と、2019年12月に『ガーディアン』紙に語っている。その後、ハリーは不安障害やパニック発作に悩まされるようになる。

「ステージに初めて登場したとき、僕はかなり深刻に自信の問題に苦しんでいた。不安をコントロールする方法が分からなかったせいで、当時、僕が持っていた自然な自信は緊張に全て取って代わられていた」とハリーはワン・ダイレクションの著書『Who We Are(フー・ウィー・アー)』(2014年)の中で告白している。また、「僕はいつも、間違った音を歌ってしまうかもしれないと恐れていた。ミスをしないようにという重圧を感じていたんだ」とハリーは2016年の「ローリング・ストーン」誌のインタビューで語っている。

カリフォルニアで出会ったセラピーが人生を変えた

「カリフォルニアに足を運ぶようになって、皆、セラピーに通っているって思えるようになった。自分の中の大きな一歩になったんだ。自分にはセラピーなんて必要ないって思っていたんだ。それは非常にイギリス的な捉え方というか、自分自身こそ自分の邪魔をしているって気づいたんだ。セラピーは僕の人生に間違いなく影響を与えたよ」とハリーは2019年11月にアップルミュージックの「The Zane Lowe Show」で語った。

(異例のロングヒット曲「As It Was)

自分の心の内を開放できるように

2020年3月に米ラジオ番組『ハワード・スターン・ショー』で、「セラピーに通っているんだ。セラピストはロサンゼルスにいるので、頻繁には行けないけれど時々電話をしている」とハリーは告白した。また、同年5月、米ライフスタイル誌「Better Homes & Gardens」のインタビューで、「セラピーなんて必要ないって言える人間になりたかった。でも実際は、セラピストと話すことで、自分の心の内を開放できるようになれたんだ。生きることを受け入れること、幸せになること、極限まで傷つくこと、それこそが最も生きている証拠なんだと思う。泣いても笑っても、それ以上に生きていることを実感する方法はないかもしれない」と語っている。

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第65回【グラミー賞】では<年間最優秀アルバム>を受賞/GettyImages

心のケアを取り入れることが人生を変えた

「週に1回セラピストに通うことに決めたんだ。毎日運動して体のケアをしているのに、なぜ心のケアはしないんだろうと感じた」と、ハリーは2022年8月、雑誌「ローリングストーン」に語っている。

ストレスや不安に対処するため、運動だけでなく、マインドフルネスや瞑想などの健康的なアプローチを積極的に取り入れている。「自宅でも、スタジオでも、旅先でも、睡眠と瞑想は僕の日課の大きな部分を占めている。休息と回復は、仕事をするのと同じくらい重要なんだ。肉体的、精神的な健康にとってバランスが重要さ。それが僕の人生を変えたんだ」と語っている。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

@harrystylesがシェアした投稿

あるファンのひとりが、ハリーのTwitterに「セラピーは後伸ばしにできるけど、ハリーの2枚目のアルバムとツアーは待ってくれない」と書き込んだ。すると、ハリーは、2019年10月にTwitterで「セラピーに行ってね。大切なことだよ。君のこと、ちゃんと待っているから」と返信メッセージを送った。

ハリーは以前、インタビューで「ファンの皆んなのおかげで、自分自身らしく入れる場所、そして成長し、学び、失敗する安全地帯を与えてもらっていると感じている」と語るなど、ファンをとても大切にしている。

出典:

Getting RealAn Open Book! Harry Styles’ Most Candid Quotes About His Mental Health

This is Harry Styles' workout routine—from zen yoga sessions to weight training

Harry Styles Shares Why He Started Going to Therapy

Harry Styles Opens Up About Therapy and Letting Go of Shame

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山口華恵

山口華恵

翻訳者・ライター。大学卒業後、製薬会社やPR代理店勤務を経て10年間海外(ベルギー・ドイツ・アメリカ)で暮らす。現在は翻訳(仏英日)、ライフスタイルや海外セレブリティに関する記事を執筆するなど、フリーランスとして活動。趣味はヨガとインテリア。



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