【更年期世代向け】女性ホルモンに合わせたスキンケアの重要性|シミ・しわ・たるみ・乾燥の予防と対策
マスクの着用が緩和され、マスクを外す日常が戻ってきて半年以上が経ちました。これまでマスクで隠していた顔が露出されて、シミやしわ、乾燥といった肌トラブルや、顔のむくみなどがまだまだ気になっている人もいるかもしれません。ただ実は、女性ホルモンは肌の調子に大きな影響を与えています。今回はホルモンバランスに合わせたスキンケア方法と、顔のたるみに対処するための対策を紹介します。
女性ホルモンが減る卵胞期、激減する更年期は肌トラブルが起こりやすい
私たち女性の肌の状態は月経周期に合わせて変動します。なぜなら、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンの影響を強く受けているからです。
エストロゲン(卵胞ホルモン)は、肌のハリや潤いを保ち、コラーゲンの生成を促進します。月経周期の中でエストロゲンが増加する「卵胞期」には、肌の状態が良いと感じることが多いでしょう。卵胞期は通常、月経後の時期にあたります。
一方、プロゲステロン(黄体ホルモン)は皮脂分泌を増加させ、水分と栄養を肌に蓄える働きがあります。プロゲステロンの分泌が増える「黄体期」には、ニキビができやすくなったり、顔がむくみやすくなるなど、肌トラブルが起こりやすくなります。月経時には、エストロゲンとプロゲステロンの両方が低下し、肌が乾燥しやすくなります。肌は乾燥すると外部からの刺激に敏感になり、肌トラブルが悪化しやすくなります。更年期には女性ホルモンが低下するため、肌が乾燥しやすくなり、肌トラブルも起こりがちです。
AUTHOR
永田京子
NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。
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