チューブタイプのからしも腐るって本当？練りからしの賞味期限と傷みにくい保存方法

からしとマスタードって何が違う？

からしの原料はアブラナ科のからし菜の種子で、大きく分けると和からしと洋からしの2種類に分けられます。和からしは鼻につんとくる刺激の強い辛味があり、洋からしは口当たりのやわらかい辛味が特徴です。和からし、洋からしを使い分けることで、様々なからし製品を作っているそうです。

尚、「和からし」と記載されたものは辛味が強め、「からし」と記載されたものは和からしに比べて辛さが控えめで汎用性がある、「マスタード」と記載されたものは辛さがマイルドでマヨネーズのように食べられるという特徴があります。辛さや味は商品名を参考に選ぶと失敗がないですよ。

ちなみに和からしのつんとくる辛さの正体は、アリルイソチオシアネートと呼ばれる揮発性の物質。実はわさびの辛味と同じ成分だそうです。確かに唐辛子を食べた時に感じる舌がピリピリとする辛味ではなく、鼻を刺激するつんとした辛味はからしとわさびで似ていますね。

チューブタイプのからしの保存期間とは？

そもそもからしは辛味成分による殺菌効果で日持ちしやすいというイメージはありませんか？特にチューブに入っている安心感もあり、冷蔵庫の中でずっと眠っているという家庭も多いのではないでしょうか？

ただチューブタイプのからしの開封後の保存期間は、冷蔵保存で3ヶ月と言われています。保存状態が悪いと、風味や辛味が飛んでしまったり、変色したり、異臭がすることもあるそうなのでご注意を。

チューブの口にからしが固まってしまうと、そこから傷みやすくなってしまうので、キッチンペーパーなどで口の汚れを取り除くようにしましょう。また酸化や乾燥を防ぐために、チューブ内の空気を抜いて、しっかり蓋をして保存するようにしてください。

ちなみにチューブタイプのにんにくやしょうがは、開封後1ヶ月を目安に使い切ることが推奨されています。さらに期限が短くなりますのでご注意くださいね。

＜参考元＞
『もっとおいしく、ながーく安心　食品の保存テク』徳江千代子監修（朝日新聞出版）

S＆B　スパイス&ハーブ別のQ&A

ハウス食品グループ本社株式会社 よくいただくご質問