【きゅうり】しなしなを防ぐには?立てて保存が正解!パリパリ食感が長持ちする「きゅうりの保存方法」
みずみずしく、ポリポリとした食感がおいしいきゅうり。夏野菜の代表ですよね。でも冷蔵庫に入れておくと数日で萎びてしまい、日持ちしないのがきゅうりの難点だと思っていませんか?今回はきゅうりをみずみずしく保つ保存方法をご紹介します。
おいしいきゅうりの選び方とは?
店頭でたくさんのきゅうりが並び始めましたが、新鮮でおいしいきゅうりを選ぶポイントはご存知ですか?
①緑色が鮮やかで、ハリとツヤがある
鮮度が落ちるときゅうりの緑色が薄くなってくるので、鮮やかな緑色のものが新鮮な証拠。また収穫から時間が経つと、きゅうりの両端から水分が抜けてハリがなくなってきます。
②トゲが鋭く、触ると痛い
きゅうりの品種によってはトゲがないものもありますが、一般的なきゅうりはトゲが尖っているものが鮮度のいい証拠。時間が経つとトゲの水分が抜けて、元気がなくなってきます。
③太さが均一で太すぎない
先細りしておらず、太さが均一なものはおいしい証拠。曲がっているものは見た目はよくないですが、鮮度や味には影響しません。ただし太すぎるきゅうりは、中にすが入っている可能性があるので、太すぎないものを選ぶようにしましょう。
鮮度を保つ保存方法とは?
加熱せずに食べることが多いきゅうりは、鮮度が落ちるとおいしく食べるのはなかなか難しいもの。きゅうりの独特な歯応えがなくなり、えぐみも出てきてしまいますよね。そこで鮮度を保つ保存方法をマスターしましょう。
冷蔵保存の場合
①きゅうりの水けを拭き取り、ペーパータオルで1本づつ包む。
きゅうりに水けがあると傷みやすいので、表面の水滴は拭き取りましょう。またペーパータオルに包むことで冷気や乾燥から防ぎます。
②ポリ袋に入れて口を軽くしばる。
ポリ袋はしっかり塞いでしまうと通気性が悪くなってしまうので、軽くしばるようにしましょう。
③ヘタがある方を上にして立てた状態で野菜室に入れる。
元々きゅうりが生育している状態で保存すると長持ちしやすくなります。
冷凍保存の場合
どうしても食べ切れない場合は、冷凍保存をすることもできます。
①薄い小口切りにして、塩をふって5分程度おき、しっかり水けを絞る。
②ジップ付きの保存袋に入れて、平らにならし、空気をしっかり抜いた状態で冷凍する。
調理する場合は、半解凍して、水けをぎゅっと絞ります。酢の物やポテトサラダに入れるとおいしくいただけますよ。
<参考文献>
『もっとおいしく、ながーく安心 食品の保存テク』徳江千代子監修(朝日新聞出版)
『ひと目でわかる!食品保存辞典』島本美由紀著(講談社)
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
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