【寝たままできて効果抜群】前屈がぐっと深まる！大腿四頭筋を楽にリリース「静的前ももストレッチ」

ながらはNG。アプローチする部位に意識を向けて変化を感じて

「激しい運動をしないと体は変わらないと思いがちですが、実は座ったままや寝たままできるちょっとした動作、マッサージで不調が改善したり体のラインに変化が表れたりするものです。効果を認識するには、なんとなく行うのではなく、アプローチする部分に意識を向けて頭で変化を感じ取ることが大事。隙間時間に一日数回、毎日行い、ワークの前後でどのように体が変化したかをチェックし、体に意識を向ける習慣をつけましょう」(鈴木伸枝先生)

腿裏をほぐしても前屈が深まらない原因は、大腿四頭筋の硬さにあり

「ヨガで前屈のポーズが深まらないのは、ハムストリングスの緊張だけでなく腿の前側に位置する大腿四頭筋の収縮が影響しています。股関節を動かしたときに詰まる感覚がある人は、大腿四頭筋が硬い可能性があるので、腿の前側を中心にほぐしていきましょう。また姿勢を良くしようと反り腰になっている人や、ハイヒールを履いて前重心になり骨盤が前傾している人は腿の前側が緊張しやすいので、普段から骨盤をニュートラルポジションに保つように意識してください」(鈴木伸枝先生)

割座のポーズ

目的と効果:前屈を制限している大腿四頭筋をストレッチし、筋肉の収縮をゆるめる。

1.仰向けになり、左腕を天井へ伸ばす。左脚を床から持ち上げ、腕にどこまで近づくか目で見て観察、さらに腿前やお尻の筋肉の状態を感じる。反対も。ワーク後も行い変化をチェック。

2.仰向けで、左膝を曲げてかかとはお尻の脇へ。ツライ人は、上半身を起こした状態で、手を後ろについて行って。30秒。反対も。

〈プロフィール〉

鈴木伸枝先生
ヨガ・瞑想指導者。「自分を生かすYOGA」をモットーに、誰でも簡単に取り入れられるメソッドを指導。現在は奈良を拠点とし、全国各地でクラスやワークショップ、イベントを開催。平日は毎朝instagram(@ nobue.style）からヨガクラスをライブ配信中。