股関節の硬さを取りたいなら…股関節をグルグル回して温める「ウオームアップストレッチ」
階段を上ろうと思った時、床にあるものを取ろうとしゃがんだ時、股関節の硬さが気になったことはありませんか?また、ヨガやピラテイスをやっている人なら股関節の可動域を広げたいと思うことが多いでしょう。けれど、その前にやってほしいのは股関節の硬さを取ることです。硬さを取ると、こわばりを感じず、気持ち良く股関節を動かすことができます。まさに股関節のウォームアップと言えるでしょう。それでは一緒にやっていきましょう。
股関節のウォームアップで硬さを取ることが怪我ゼロで可動域アップの近道
階段を上がる時やしゃがむなどの日常生活のある場面で、そしてヨガやピラティス、ストレッチなどで体を動かしている時、股関節の硬さを感じた経験があると思います。
そんな時しがちなことは、脚をめいいっぱい開いて股関節の可動域に精一杯負担をかけていたり、一定方向に股関節を動かすこと。股関節が硬いと感じると、その動きをたくさん練習すればうまくいくと思っていませんか?開脚なら開脚だけ、ヨガのあるポーズならそれだけをやればうまくいく、というわけではないのです。
股関節の可動域を広げるためには、股関節をウォームアップするかのように硬さを取ることが大切です。そのためには股関節を360度、全方向に動かすこと。
股関節は一定方向だけではなく、満遍なくあらゆる方向に動かすことで可動域が無理なく広がっていきます。逆に一定方向だけしつこく何度も動かしていると、股関節自体を痛めたり、股関節周辺の筋肉(内もも・もも裏など)を痛めてしまうこともあります。「優しく、滑らかに、小さく」を意識しながら、股関節をゆるめて動かすことが大切です。
今回紹介するエクササイズは股関節を360度動かして、硬さを取る股関節のウォームアップエクササイズです。このエクササイズだけをやって終わってもいいですし、何かのエクササイズの前に取り入れても効果的です。特に股関節のこわばりや硬さを感じている方は丁寧にやってみてください。股関節の硬さが取れると、つけ根の動きが良くなり、脚の浮腫みやだるさが取れたり、骨盤を立てて座りやすくなったりといいこと尽くしです。それではやり方を説明します。
股関節の硬さが取れる!全方向に動かす股関節ぐるぐるストレッチ
1)立ち膝になります
太もも1本分空けてください(不安定な方はもっと広げてください)。手を腰に当ててセット完了です。
2)お尻で丸い円を描いて股関節ストレッチ
ぐるぐるとお尻で円を描いてください。右回しで三回、左回しで三回滑らかにやってみてください。慣れてきたら回数を増やしてください。お尻は床につかないようにお願いします。
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AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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