股関節の詰まりを取るとお腹が痩せる?関連筋をほぐしてお腹を凹ませる魔法のリラックスストレッチ
股関節は様々な筋肉に支えられていて体の中でも大きな関節で関わる筋肉も多いです。日常のクセが要因となり固まったり詰まりを感じやすい部位ですが、詰まり感を放置しておくと股関節周りの固さや違和感が増えるだけでなくお腹が太りやすくなったり痩せにくくなってしまう事も?股関節の詰まり感とお腹痩せの2つの悩みを解消できるストレッチ&エクササイズのご紹介です。
股関節が詰まりやすくなる人の特徴とは?
股関節に関連する筋肉は20個以上あり、筋肉は立体的に股関節の周りに多方向ついています。
股関節が詰まりやすくなる人は、座り方や立ち方のクセが大きく関係しているケースが多いです。生活習慣によって座っている時間と立っている時間は異なると思いますので、座り姿勢と立ち姿勢で当てはまる方をチェックしてみてください。
①座っている時間が長い人
・長時間座っている事が多い
・重心を片方のお尻に乗せて座っている
・前に上半身を傾けて座る
・猫背姿勢で座る
②立っている事が多い人
・片足立ちで軸足の外側に重心を乗せがち
・片足立ちの時に軸足とは逆の脚が内側や外側に捻れている
・両足立ちで重心が内側や外側に偏りがち
これらは、いずれも股関節が詰まりやすい人の特徴となります。これらが要因となり股関節周りの筋肉が固まったり、捻れている状態等で股関節がずれてしまう可能性もあります。
股関節が詰まってると何故お腹が痩せにくいの?
股関節の詰まり感は、関連する筋肉をほぐし動かすことで解消しやすくなります。
関連する筋肉の中に「腸腰筋」といって上半身と下半身をサスペンダー状に繋ぐ筋肉があります。腸腰筋は、股関節の可動+内側から上半身を支えたり姿勢を正す等の働きがあるので、腸腰筋が鍛えられると股関節の動きをスムーズにするだけでなく、お腹を内側から支える筋肉が強くなり、お腹痩せにも繋がります。
股関節の詰まり感や違和感は前側の足の付け根に感じる人が多いですが、重心や座り方等それぞれの悪いクセにより股関節の横や後にも詰まりを感じる事があります。股関節は球関節なので様々な方向に動く関節となり前、横、後ろ、とどの方向に動かしても腸腰筋は動きます。
股関節のストレッチやエクササイズを行うと、お腹を内側から支える筋肉も一緒に動かせ、更に股関節付近にあるリンパ節が活性化し、血流促進や老廃物が流れやすくなる等さまざまな効果があります。
今回のストレッチ&エクササイズは腸腰筋だけでなく、股関節の可動に関連する多くの筋肉を寝たままほぐして動かせます。寝たまま楽にほぐせるので、疲れた一日の終わりのケアにお勧めです。
股関節の詰まりをとる関連筋ほぐし
Step1 脚の付け根リラックス
まずは、脚の付け根の力をゆるめる為に仰向け寝で膝を伸ばして脚の付け根から揺らしていきましょう。
Step2 股関節の前部分のストレッチ
股関節を前や内側から支えている筋肉を伸ばします。膝を開いて足の裏を合わせたら、膝の高さを左右変えるようにしながら、10回左右に揺れましょう。
Step3 横や後ろ側の表層筋のほぐし
右体側を下にして横向き寝になったら、天井側の左脚を膝を曲げ右側へ倒します。
左の脚は床につけて固定したら床についてる側の右の膝を曲げて床に密着させながら内回りと外回りを5周ずつ行います。
逆も行いましょう。
Step4 股関節を支えてる筋肉の円周エクサ
Step3でお尻の筋肉が解れたら次は内側にアプローチをかけます。
仰向け寝で膝を伸ばし寝たら、両腕を肩の高さに広げます。左足は右側に倒し床の方へと重さをかけます。この時に肩甲骨や腕が床から浮かないようにするのがポイントです。
※肩甲骨や腕が浮くと、ウエスト周りを引っ張るストレッチに変わってしまうので注意です!右足は伸ばしたまま天井側の左足の膝も伸ばしながら円を描きます。内回り5周、外回り5周ずつ行いましょう。
これを逆脚でも繰り返します。
AUTHOR
miyuki
ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く