腰痛に悩む8割の方はココが弱くなっている!理学療法士監修「多裂筋の鍛え方」
![腰痛に悩む8割の方はココが弱くなっている!理学療法士監修「多裂筋の鍛え方」]( https://images.yogajournal.jp/article/148441/oMRq2wB04hpDshBkf8JtKTBpG00diLCPR0XSvXVB.jpeg )
![服部恵実](https://images.yogajournal.jp/writer/WkDgIDqGcG63oWMEBxIoSsRluCW8UZf2pEKPSsTS.jpeg)
デスクワークや運動不足などから腰痛に悩む方は多いですよね。原因がわからないことも多く、痛みが長引いてしまっている方は多裂筋が弱くなっていることが原因の1つかもしれません。しっかり鍛えて改善していきましょう。
腰痛改善のポイントは多裂筋
腰痛患者の8割は多裂筋が弱い
![腰痛](https://images.yogajournal.jp/article/148429/vAHmiysrhkiJ5m82w3DzWiddApEGzT8LawsARwaH.jpeg)
現代社会の生活で、腰痛に悩む方は多くなっています。腰痛は原因がわからないことが多く、痛みもストレスとなり長引いてしまうことも多いですよね。
実は、その中の8割が多裂筋が弱いと研究では言われています。
多裂筋とは
![多裂筋](https://images.yogajournal.jp/article/148436/QeZkGIvuTQnyQjJ9TZCEqHBH5oNUlzCLNhwencR6.jpeg)
姿勢を支えるインナーマッスルです。頸部、胸部、腰部に分かれています。その中でも、特に腰痛持ちの方は腰部多裂筋がポイントになります。
なぜ多裂筋が弱いと腰痛になるのか
椎間板へのストレス
腰部多裂筋は、腰椎のポジションを正しく保つ働きがあります。弱くなると背骨のカーブが乱れ、背骨の中の椎間板へのストレスがかかります。結果、痛みへと繋がっている可能性が。
![多裂筋](https://images.yogajournal.jp/article/148435/5YnKdHojGyR29lScxj3HLzUvmVHouO5tdFdxZZho.jpeg)
腰椎のコントロール不良
多裂筋をはじめとするインナーユニットがそれぞれバランスよく働くことで、腹部は安定します。多裂筋が機能せず、腹部が安定しないと正しい動き方ができません。
例えば、本来腰ではなく股関節から動かしたいところを腰で動いてしまう場合などは、腰への負担が大きくなります。
![インナーユニット](https://images.yogajournal.jp/article/148428/K3nXbgjWF7hQbDOWPRE8uLv6gt62R9s5JqnxhJhx.jpeg)
多裂筋エクササイズをやってみよう
方法
⒈うつ伏せになります
![多裂筋](https://images.yogajournal.jp/article/148433/APpQRku2hFCUEetBlWkMKdovzoMweNijnTytZdNI.jpeg)
⒉腰骨(ウエストのズボンがひっかかる場所)のラインを意識します
![多裂筋エクササイズ](https://images.yogajournal.jp/article/148430/L7uUVLCrp85ypPOKvfTFFAFLo8Mz3mKX6RCUYLUF.jpeg)
⒊膝を伸ばしたまま足を浮かせていきます
![腰痛](https://images.yogajournal.jp/article/148432/bIlH7TTzI9b0WQu0Zsb7VOu766UZLgo8V6HCC41C.jpeg)
⒋仙骨の上あたりがきゅっと締まる感覚があればOKです
![多裂筋エクササイズ](https://images.yogajournal.jp/article/148431/sIoATit2fvBTfvyyoZei4x0WeUVyZdODT58y62vh.jpeg)
※ 腰を反るのではなく、足を軽く持ち上げた時に腰を安定させたままキープします。
※ご自身の責任のもと無理せず安全に実施してください。不安な方は最初はプロのトレーナーに見てもらうことをおすすめします。
動画で確認したい方はこちら
まとめ
・慢性的な腰痛は多裂筋が弱くなっている可能性あり
・多裂筋を鍛えると腰へのストレスが減り、腰痛を予防できる
・急な腰痛はそれ以外の原因の可能性あり、病院への受診をおすすめします
AUTHOR
![服部恵実](https://images.yogajournal.jp/writer/WkDgIDqGcG63oWMEBxIoSsRluCW8UZf2pEKPSsTS.jpeg)
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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