腰痛改善のポイントはコアマッスルにあり!寝たまま腹横筋・多裂筋を鍛える2つのエクササイズ
最近の寒さや運動不足により、いつもより腰痛や腰の違和感が酷くなったと感じる人はいませんか?腰痛の原因は様々ですが、特に女性は筋力不足が影響するケースも多いようです。今回は、腰痛改善に効果的なコアマッスル(腹横筋・多裂筋)を鍛えるエクササイズのご紹介です。寝たままできるので、筋力に自信のない女性にこそおすすめですよ!
腰痛解消の鍵となるコアマッスル(腹横筋・多裂筋)とは?
腹横筋は腰椎と骨盤についている筋肉。コルセットのようにぐるっとお腹に巻きついているイメージです。体の深層部にあり、体が動く時は、まずここから!たくさんある筋肉の中で最初に動き出すという特徴があります。
多裂筋は、背骨一つ一つについている小さな筋肉。背骨の動きをサポートする働きがあります。
どちらもバランスを崩しそうになった時にすぐ反応する筋肉で、体幹を強くして背骨を守る大切な役割を担っています。つまりこの2つを鍛えることで背中から腰が守られ、腰痛の予防や改善に繋がるのです!
寝たままできる!腹直筋・多裂筋を鍛えるエクササイズ
1ドローイン(コアマッスルを刺激する)
まずは、体幹トレーニングの基本「ドローイン」からスタートです。
やり方:
1)膝を立て、両手を下腹部にあてて仰向けになる。
2)鼻から息を吸い(4~5カウント)お腹を膨らませる。
3)口から息を吐き(できたら吸う息の倍8~10カウント)おへそを引き込みながら、お腹を凹ませる。
腰を床に押し付けるようにしてゆっくり息を吐き出します。お腹がぎゅっと固まる感覚があればOK!顎が上がってしまう場合は枕を使いましょう。まずは1分間。慣れたら2~3分続けてみて!
2橋のポーズエクササイズ(コアマッスルを働かせる)
次はコアマッスルをしっかり働かせる、ヨガの橋のポーズをイメージしたエクササイズです。
やり方:
1)腰幅に足を開き、ドローインと同様に膝を立てた仰向けになる。手のひらは下向きにしておく。
2)息を吸いながらお尻、腰、背中の順番で床から浮かせて持ち上げる。膝が開かないように気をつけながら、背骨をまっすぐに保ち30秒キープ。
3)ゆっくり息を吐きながら背中、腰お尻の順番に下ろし、1に戻る。
ポイントは腰を反らさないこと。胸を開いたり、高くお尻を上げたりすることが目的ではありません。背骨がまっすぐのところまでお尻を引き上げます。骨盤をふわっと浮かせるイメージで行います。心地よい呼吸で行うこと、頑張りすぎないことも大切です。おへそから5センチほど下の丹田を意識すると軸がブレず、体幹が整いやすくなります。30秒×3セットを目安に、まずは1日1回から始めましょう!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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