「いつもはしないミスをする」のは冬のせい?落ち着いて年末を迎えるために知っておきたいこと
今年も残りわずかとなりました。年末に向けて忙しい日々で、なんだか落ち着きがなかったり、地に足がついていないような感覚はありませんか? 実は、冬のこの時期にはそうなりやすい特徴があるのです。 今回は、アーユルヴェーダの観点から、年末に向けて落ち着いて過ごしていくための冬の季節と心の作用についてお話ししていきます。
「冬」にはどんなイメージがありますか?
寒さ、冷え、カサカサ、ソワソワと感じている人も多いのではないでしょうか。これらの症状を、アーユルヴェーダでは風の要素(ヴァータ)の特徴と言います。風が吹くと冷えや乾燥を感じるように、私たちは、季節や時間、年齢、自分を取り巻く環境から常に影響を受けているのです。これは身体だけではなく、心にも影響を与えます。アーユルヴェーダでは、身体と心はお互いに作用し合っていると考えられているのです。また、風には「動き」があるので、変化をもたらすと言われています。年末に向けて、世の中が忙しなく動き始めていますよね。いつもより忙しい日々を過ごしている人も、自分はそうでなくても、周りの環境からなんだか落ち着かないと感じている人もいるのではないでしょうか。
最近、心の乱れが気になる?
私たちの身体と心は日々変化しています。常に一定というものはありません。特に風の要素が強まる冬の季節は、私たちに変化をもたらしやすいです。
・いつもはしないミスをする
・気持ちが落ち着かない
・不安で焦ってしまう
・過度の緊張や疲労を感じている
・ベッドに入っても寝付けない
こう感じている人は、風の要素が乱れて心が安定していないだけかもしれません。
温めて、潤して、規則正しく!
自分のいまの状態がわかったら、セルフケアをしていきましょう。アーユルヴェーダの智慧を活用したセルフケアの取り入れ方は意外とシンプルです。
それは、「反対の性質」を与えてあげることです。
できるところから始めてみましょう
・白湯を飲む
・生姜や黒胡椒を取り入れて身体を温める
・ごま油のセルフケアをする(足裏・耳・頭は特にオススメ)
・予定を詰め込みすぎない
・しっかり休息をとる
・起きる時間、寝る時間、食事の時間をなるべく毎日同じ時間にする
・深い深呼吸を5回する
アーユルヴェーダは、自分自身を制限するものではありません。頑張って取り入れようとすると、気持ちが落ち着かず、焦りや不安をさらに感じやすくなってしまいます。
自分が無理なくできることを一つでも続けてみて、年末に向けて心地いい日々へと導いていってください。
ごま油のセルフケア「耳編」はこちらをご覧ください。
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