【お悩み相談】「冬になると痩せてしまう」#毒出し保健室
アーユルヴェーダの中で大切にされている考え方をシンプルに言うと、"体に毒を溜めない/毒を排出する"という『毒出し』。「大きな声ではちょっと言えない」「身近な存在の人には知られたくない」と言った悩み事を抱えていませんか? 体調や心の悩み、人間関係やら恋愛、夫婦やパートナー間のあれこれまで、皆さまの悩ませている毒を溜めずに排出するべく、アーユルヴェーダアドバイザー/ヨガ講師の桑子麻衣子がアーユルヴェーダとヨガの智慧をベースにお悩みに答えます!
今回「毒出し保健室」に来てくれたのは、冬になると毎年体重が落ちるというMさん(39歳)。「特別なダイエットをしていたり食欲がないわけではないんですけど体重だけが減っているんです。見た目がどんどん貧相になっていくと夫に言われて…」とお話ししてくれました。もともとの体質などをお伺いしながら一緒に対策を探していきました。
【今回のお悩み】「痩せて貧相に見えると夫に言われた」
桑子:こんにちは!今日はどんなお悩みでいらっしゃいましたか?
Mさん: 特別なことを何もしていないんですが、体重がどんどん減ってしまって。夫に「貧相に見える」と言われました。もともと痩せ型だと思うんですが、さらに体重が減ると見た目が…(泣)
桑子: なるほど。辛いですね。いつ頃から体重が減ったのに気づきましたか?
Mさん: はっきりとは覚えていないんですが、ここ数ヶ月でしょうか。
桑子: 寒くなりはじめてから?
Mさん: そうかもしれないです。
桑子: 何もしていないのに、体重が減るというのは初めての経験ですか?
Mさん: 以前もありました。去年の冬もそうだった気がします。
桑子: なるほど。体重が減って、なんだか疲れやすいとか、エネルギーが不足しているなという感覚はありますか?
Mさん: 気になるほどではないですかね。というのも、もともと体力はそんなにないというか。たくさん動くんですけど、すぐに疲れます。体重が減る前から、1日の終わりにはぐったりということが結構ありました。
桑子: お食事はどんなものを召しあがっていますか?
Mさん: 最近は、寒いのでお鍋とかが多いですかね。便秘もあって、だから、お鍋には野菜とかもじゃんじゃん入れられるので、いいのかなと思っています。
桑子: どんな野菜を食べていますか?
Mさん: 春菊とか、ほうれん草とか、あとはブロッコリーとか…
桑子: グリーン系のお野菜が多いんですね。
Mさん: なんかグリーンスムージーとかあるじゃないですか。お通じにいいって話を聞いたことがあって。だから、積極的にグリーン系の野菜はとるようにしています。
桑子: 便の状態を教えていただけますか?コロコロとしている便だったり、残便感があったり、何か気づくことはありますか?
Mさん: コロコロしていますね。硬いです。
桑子: 体重の減少や、便秘以外にも、何か気になることってありますか?
Mさん: 冬はやっぱり冷えが気になります。
アーユルヴェーダアドバイザーからのアドバイス
原因: もともとの体質(エネルギー)が強くなっている可能性大
「冬は寒くて運動量も減るので太りやすい」と言われたり、「正月太り」なんて言葉もあるので、冬は体重が増えやすいというイメージを持っている方も多いかもしれません。けれど、実際は冬は寒さから身を守るために、体は熱を作り出そうとカロリーを消費するため痩せるという方もたくさんいらっしゃいます。
人によっては太りやすいけど、人によっては痩せやすいのは、もちろん生活習慣(食べるもの、運動の有無など)によっても左右されますが、おそらく体質も大きく関係していると考えられます。
アーユルヴェーダ的なお話しをすると、冬は”軽さ”や”動き”、また”冷え”、”乾燥”などの性質が強くなる時期と言われています。(アーユルヴェーダでは、春夏秋冬によって、活発になる性質が異なると考えられています。)
相談者のMさんのお話から、もともとMさんご自身はこの性質が強くお持ちなことが予想できます。例えば、「もともと痩せ型」とおっしゃられていたので、これは”軽さ”の性質に当てはまります。また、「よく動く」というのも、”動き”の性質に該当します。
もともと持っている性質はその人の体質として体(または心)に現れます。前述した通り、冬はこうした性質が特に強まる時期で、これらがMさんの体質を煽っている可能性が考えられます。
【提案1】 適度な油分と水分を含んだ温かい食事
アーユルヴェーダの基本的な考え方はとてもシンプルで、「似たものが似たものを引き寄せる。相反するものがバランスを引き寄せる」というもの。つまり同じ性質を与えるとその性質が増え、反対の性質を与えると減るということです。
例えば、簡単な方法で言えば、適度な油分と水分を含んだ温かい食事はおすすめです。お鍋体も温まりますし、Mさんの体質であれば、タンパク質源もプラスすると尚良いと思います。また、お野菜ですが、グリーン系の野菜は便通に良いとも言われますが、アーユルヴェーダではそれは重い性質を強く持つ方におすすめのお野菜なんです。もちろんすべてのグリーン系の野菜がそうとは言い切れない部分もあるんですが、Mさんのような体質の方は、里芋やサツマイモ、カボチャ、ゴボウやレンコンなど、粘りや重たさのある根菜類などがおすすめです。
【提案2】 適度な運動
冬は運動をするのにも適したシーズン。お食事はもちろんですが、運動で適度な筋力をつけることもおすすめです。
アーユルヴェーダでは健康のために毎日適度な運動をすることを勧めていますが、適度な運動の目安は”体力の半分程度”と言われています。
目安は、「鼻の頭や額にうっすらと汗をかく」「心拍数が心地よく上がる」といった具合。
そういった観点から、ヨガのポーズの練習はアーユルヴェーダでは最適な運動方法です。ご自身にとっての適度な運動量を見つけてくださいね。
気にある場合は専門医の受診の検討がおすすめ
アーユルヴェーダでは、自然の法則に従ってバランスを整えていくので、その効果はとてもゆっくり。しかもとても微細な変化なので、気づかないことも多いんです。なので、「本当に効いているの?」と思ってしまうこともあるかもしれません。今回、ご提案させていただいたお食事のとり方や運動なども考慮し取り入れながら、気になる場合は、専門医にご相談ください。
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