【更年期から必須のお尻ケア】腰・脚の痛み、しびれの原因になるお尻の冷え・こりを改善するストレッチ
デスクワークで座りっぱなしのことが多い。ソファに座ったままスマホを見ていたら何時間もたっていた…。座りっぱなしなどでお尻の筋肉を動かさない状態が続くと、腰痛や股関節の痛み、足のしびれなどの原因になることもあります。そこで今回は、更年期から絶対にケアしておきたいお尻の筋肉のケア方法として、簡単にできるストレッチを紹介します。
こり固まったお尻の筋肉は腰痛の原因にもなる
お尻の筋肉は、私たちが生活をする上でとても重要な働きをしています。立ち上がる、座る、歩く、走る、階段を上り下りするといった動作すべてに関わっています。車に乗ってばかりであまり歩かない、階段の上り下りをほとんどしない、デスクワークやスマホに夢中になって座っている時間が長いといった生活を続けていると、お尻の筋肉を使う頻度が少なくなってしまいます。
もし、長時間デスクワークをしたあとなどにお尻を触ってみて、冷たくヒヤッとする感じがする場合は要注意です。お尻の筋肉が冷えているということは、その部分の血行が悪くなっているということです。血行の悪いところには老廃物が滞りやすくなり、筋肉がこり固まってしまう原因となります。かたくなったお尻の筋肉は、腰痛や股関節の痛み、足のしびれにつながることもあります。
そのため、お尻の筋肉をほぐしてあげることは、こうした症状の改善にもつながります。日々の生活に支障を来すだけではなく、将来の生活にも関わる症状でもあるので、腰痛などが増えてくる更年期にはぜひケアをしておきたい筋肉なのです。そこでおすすめしたいのが、座ったままできる簡単なお尻のストレッチです。今回は3つのストレッチ方法をご紹介します。
お尻のストレッチその1:あぐらをかいてお尻をストレッチ
あぐらをかいた状態で行うお尻のストレッチです。
①あぐらで座る。このとき足は組まず、前後にずらした状態で座る。お尻が床にぴったりくっついていることを確認する。
②お尻が床にくっついた状態で、脚の付け根から上半身を前に倒していく。
③上半身を前に倒した状態で20秒間キープする。
④ゆっくりと起き上がり、前後の足を入れ替えて同様に行う。
上体を前に倒したとき、前に出しているほうの足側のお尻がストレッチされているのを感じながら行いましょう。お尻がぴったり床についた状態で行うのがポイントです。
AUTHOR
永田京子
株式会社ウェルネスシアター代表、ちぇぶら更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ6万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く