シミやシワが気になる人がノーファンデになる方法は?ノーファンデ美容専門家に聞く【後編】

 シミやシワが気になる人がノーファンデになる方法は?ノーファンデ美容専門家に聞く【後編】
Photo by Lesly Juarez on Unsplash

シミやシワ、たるみやほうれい線をカバーできる高機能ファンデーションもありますが、それでも「老けて見える…」と悩みを抱えている人は少なくありません。一方で、年を重ねても年齢を感じさせないツヤ肌の持ち主はどんなことに気を使っているのでしょうか?35歳から肌改善して褒められ肌になったノーファンデ美容専門家のyukariさん(37歳)は若々しいツヤ肌の持ち主。周りから「若返ったね」と言われることもあるそう。今回はyukariさんに老け顔とノーファンデの関係性とノーファンデになるための老け顔防止方法を教えていただきました。

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35歳から肌改善して褒められ肌になったという、ノーファンデ美容専門家のyukariさん(37歳)。インタビュー前編では、ノーファンデ肌に自信を持つためにやるべきこととノーファンデ生活の魅力をお話していただきました。後編となる今回は、ノーファンデ生活を始めるにあたって気になる「シミ」「シワ」「たるみ」といったエイジングによる肌悩みとの向き合い方やノーファンデで老けて見えない方法などについてお話を伺います。

老け顔とノーファンデの関係性

—— 老け顔防止とノーファンデ生活の関係性は何かあると思いますか?

yukariさん: 一定の年齢を過ぎてからファンデーションをたくさん塗っていると、”浮いている”と感じませんか?「塗ってます!」という感じが出てしまう気がします。20代の頃はたくさん塗ってもそんなに気にならなかったんですが、わたしは自分自身が35歳を過ぎた時に塗りすぎると老けて見えるようになるなと感じていました。

—— 確かにシミやシワ、肌がたるんで毛穴が目立つなどを隠そうとたくさん塗ることもあり、”塗ってる感”が強調されてしまうかもしれません…

yukariさん: わたしのサロンにいらっしゃるお客様には、いつも「すっぴんで来て下さい」と伝えています。みなさんすっぴんのお肌、とても綺麗なのに塗ってしまうのはもったいないなと思うんです。すっぴんになってもらった方がツヤは出るし若々しく見えると感じます。

35歳以降はたくさん塗って隠すのではなく、肌改善をして肌感を出していったほうがキレイに若々しく見えるんじゃないのかなと思います。そうすることで、メイク崩れもないので、朝の顔と夕方の顔が違うってこともないですよ。

老け顔に見せる”シミ”や”色素沈着”を防ぐためには潤いを保つことがキーポイント

—— yukariさんは年間で数日間しか日焼け止めを塗らないとのことですが、どうやって日焼けからくるシミを防いでいるんですか?

yukariさん: 肌を乾燥させないようにしています。肌が乾燥していると焼けやすくなってしまうんです。

——  肌が乾燥していると焼けやすくなるんですか?

yukariさん: 例えば、夏にプールに入っていることを思い浮かべてみて下さい。プールに入っている体は焼けにくいけれど、外側に出ている部分は焼けますよね。出ている部分は水分がどんどんなくなってしまうので、焼けてしまうんです。ですのでお顔もずっとプールに入っている状態を保っていることができれば、焼けづらい肌になってシミにもつながらないようになります。あとは、しっかり帽子を被る、日傘をさすなどの紫外線対策をすることも大事ですよね。意外にみなさん日焼け止めを塗ってるから大丈夫!と外的紫外線対策を怠っている場合もあります。

シミだけでなく、シワや大人ニキビも乾燥が原因と言われています。大人の肌トラブルの原因の多くは、乾燥から来ると考えられているんです。

——  大人ニキビもなんですね。

yukariさん: はい。乾燥してターンオーバーが上手くできなくなってしまい肌のバリア機能がなくなってしまうんです。すると、肌の状態がおかしくなってしまい皮脂が出すぎてしまうことでニキビにつながります。

——  ニキビ跡が残ると色素沈着にもなりますし防ぎたいですよね。

yukariさん: そうですね。老け顔を防ぐためには、お肌を保湿してあげることが大切なんじゃないかなと思います。

また、体の内側も潤いを保つことも大切です。コーヒーを飲む方も多いと思うので体の内側から水分不足になっている方は多いのではないかと思います。ですので水分補給やお食事も大事になってくるので、スキンケアだけではないんですよね。

顔のたるみやほうれい線が気になるなら塗るのではなく顔を”鍛える”

——  顔のたるみやほうれい線が気になってファンデーションを塗っている方も多いと思うんですが、これも乾燥が原因ですか?

yukariさん: 乾燥も大きく関係している場合もありますが、そもそも日本語って20%しか表情筋を動かさないと言われているんです。顔の筋肉を使わないと、たるんでいく一方でほうれい線も深くなっていきますよね。

——  体だけでなく、顔も筋肉を鍛えないと老化してしまうわけですね。どのように鍛えればいいのでしょうか?

yukariさん: 顔ジムというのですが、老廃物を流し、顔バージョンの筋膜リリースで顔の筋肉を鍛えます。一時的に、顔の筋膜を剥がして負荷を与えてあげると、顔の中にあるタンパク質を作る細胞がそこに集中して顔のハリが出たりするんですよ。

—— 筋膜リリースというと、痛いんですか?

yukariさん: 痛いです。わたしもインスタグラムのリールなどでやり方を発信することがあるんですが「そんなに強くやっていいんですか?」と言われることもあります。フェイシャルエステなどは優しくやるので、顔は優しくするものとイメージする方もいると思うんですが、顔ジムでは体の筋トレと同様に、顔も鍛えていきます。

—— 体育会系な感じですね(笑)

yukariさん: そうですね。癒しはないですが、自分を作っていくという感じでやります。

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AUTHOR

桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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写真提供: ICH RIN -skin care and accessory-
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