健康診断で「関節リウマチかも」と言われたら?放置したらどうなる?リウマチの疑問を専門医に聞いた

 健康診断で「関節リウマチかも」と言われたら?放置したらどうなる?リウマチの疑問を専門医に聞いた
Adobe Stock

ひと昔前までは治らない病と思われていた関節リウマチ。医学の進歩やパラダイムシフト(従来の考え方や価値観が180度変わること)を迎え、劇的な変化を遂げています。しかし、関節リウマチについてはまだまだわからないことがたくさん。そこで関節リウマチに関する疑問と予防法について、これまで10万人の患者さんと接してきた関節リウマチのスペシャリスト、湯川宗之助先生に教えていただきました。

広告

関節リウマチの「今」と「昔」

「昔は関節リウマチといえば有効な治療法がなく、対症療法のみで経過観察をするしかありませんでした。動けば動くほど関節が壊されていくと言われていたので一日中ベッドにいたほうがいい、極力動かないほうがいいという生活を送っている患者さんがほとんど。それが今では抗リウマチ薬により、これまでの受動的な姿勢から能動的な姿勢、要するにきちんと治療をしていれば病気がない方と同じような生活をしてもいいというところまで変化しています。私の患者さんの中にも無事に治療が終わり、これまで普通に動けることが、いかにありがたいことだったかを思い知った、と話している方がいらっしゃいます」(湯川先生)

新型コロナウイルスのように新しい病気の出現は怖いですが、昔からある病気は医学の進歩により、劇的に明るい方向へ向かっています。そして、今は健康だから私には関係ない!ではなく、正しい情報を事前にキャッチする力を養うことが、いつまでも元気で過ごせる秘訣かもしれません。

広告

Text by Nana Yasuda

AUTHOR

ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



RELATED関連記事