健康で長生きに役立つ?ヨガが高齢者にとって良い10の理由

 健康で長生きに役立つ?ヨガが高齢者にとって良い10の理由
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その7:気力は体力に勝る

考え方しだいで周囲の状況が違って見えてくる。皆さんの考え方は肯定的だろうか、それとも否定的だろうか。レイチェル・レトナーは『Even Centenarians Are Living Longer (百歳の人もさらに長生きする)』という記事のなかで、がんのような病気に負けなかった人たちの間でも、認知機能と精神を蝕む病気が死因の上位になることが多いと書いている。

「心の方が体より先に参ってしまうことが多いようです」とレイチェルは話している。皆さんは精神状態を体と同じくらい健康に保とうとしているだろうか。ヨガのレッスンは心も体も強化するように考えられている。だからこそ、インストラクターはポーズのシークエンスを計画するのと同じくらい時間をかけて、レッスンのテーマを考えている。

その8:今ここに意識を集中させて動く

痛みや違和感を感じるのにその場所がわからなかったことはないだろうか。ヨガではポーズの練習も瞑想も体に意識を向けるのに役立つため、緊張や痛みのある場所を特定する力が高まる。たとえば、ヴィンヤサ・フローヨガを行うと、動きに呼吸が一致する(つまり、息を吸いながらポーズに入り、息を吐きながら次のポーズに移る)ようになってくる。この一連の動きは心と体を落ち着かせるのに役立つ。静止ポーズをとっていても、ゆっくり丁寧に呼吸していると、体内で何が起きているのか自ずと感じられるようになる。

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体には生き方を変えることができるツールがすでに備わっていることに気づかされる(@yogahawaiimagazine.com)

その9:バランスを良くする

加齢に伴ってバランスをとる、伸び上がって物を取る、転倒を防ぐといった基本的な運動機能が損なわれるため、けがをすることが多くなる。ヨガのバランスポーズは、立ったり歩いたり伸び上がったりするときに働く小さな筋肉を強化し修復するのに役立つ。たとえば、木のポーズを片足立ちで行えば、足首の周りの筋肉をじんわり強化することができる。

私たちは(たとえば)キッチンから寝室への移動が難しくなるまで、このような小さな筋肉がどれほど役に立っているのか実感できない。筋肉については、使うか失うかのどちらかだ。

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その10:呼吸の必要性

たとえヨガのポーズには手を出さないと決めているとしても、ヨガ式の呼吸を練習することによって全く同じように有益な効果を得られる。深い呼吸ができるようになれば、緊張や不安が和らぎ、明快な思考が促されるため、常に今この瞬間に意識を集中させている潔くて強い人になることができる。ヨガにはさまざまな呼吸法があり、体を温めることも冷やすことも、ストレスを和らげることもできる。

高齢者の皆さん、ヨガは皆さんのためのものです。ポーズの形や周囲の人たちの若さに気後れしないでください。また、皆さんの「頭」ができるとかできないとか判断してもしりごみしないでください。ヨガが新しい能力を与えてくれるわけではありません。皆さんの体には生き方を変えられるツールがすでに備わっていることに気づかされるのです。


ケーリー・アクステルについて
カリフォルニア州ロサンゼルス出身。ハワイで全米ヨガアライアンス認定資格RYT200を取得する。現在はハワイでヨガインストラクターと幼稚園の先生をしている。

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Text by Kayleigh Axtell
Article from yogaHAWAIImagazine.com
Translated by Setsuko Mori



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