美しさ=若さ、じゃない。年齢を重ねても美しい人とそうでない人の違い
日本を代表するヨガ指導者であるケン・ハラクマ先生がすべてのヨギに贈る、心温まる言葉のギフト。今回は「美しさ」について。
「今、ここにいる自分」の価値を心から認められる人は、美しい
美しさ=若さという概念にとらわれ、歳なんて取りたくないとエイジングに否定的な女性も多いですが、どんなに美しい人も確実に歳を取る、これは紛れもない事実。でも、人生の先輩の中には白髪やシワがあっても実にチャーミングな女性がたくさんいます。歳を重ねることを受け入れた包容力は、強さとしなやかを育み、新しいことを吸収する柔軟性とときめきを失わなければ輝きも衰えません。肝心なのは、年齢にあらがうより、いかに自分の生き方を楽しみ、輝けるか。それにはまず、年齢相応に生きている自分の価値を認め、自分自身を褒めてあげることからスタートしてみましょう。自分を認めてしまうとこれ以上成長できないと思いがちですが、それは大きな間違いでありストレスのもと。そして、視野を広く持ち臆せず行動し、周りの人の言動も参考にしながら自分に合うものを取り入れていきましょう。人との関わりの中で生まれるすべての感情は、人生を活性化させるエネルギーです。嫉妬心や劣等感などの負の感情は、自分磨きの原動力に上手く転換すること。また、周りの状況が私を変えてくれるという受け身の姿勢だと、思い通りにいかなかったとき状況を言い訳にして不満が募るので危険です。今は子育てが忙しいからやりたいことができない、ではなく、やりたいことのために子育てをどう工夫するか。状況にのまれず自分主導で状況を変える生き方にチェンジして。新しいことにトライする好奇心は、輝きを引き出す特効薬。ただし、極めることに固執すると堅物になり周りともぶつかりやすくなるので、こだわりを少し緩めつまみ食い感覚でさまざまなことにトライしほどよく夢中を楽しんで。トライするアクティブさと将来の備えへの慎重さ、この2つのバランスも忘れずに。
愛を込めて♥ケン
教えてくれたのは...ケン・ハラクマ先生
インターナショナルヨガセンター(IYC)&アシュタンガヨガジャパン主宰。日本のヨガ界の第一人者。人生を有意義に、楽しく過ごす為のヨガ指導と健全なヨガの普及活動を行う。ヨガフェスタの発起人のひとり。著書に『ココロヨガ』(セブン&アイ出版)、『ヨガから始まる』(朝日出版社)他監修書・DVD多数。全国各地でアシュタンガヨガを中心に、指導者養成コースを行う。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く