【自宅でできる筋膜リリース】体の凝り・動かしにくいを解消!テニスボールを使って体をほぐす方法

 【自宅でできる筋膜リリース】体の凝り・動かしにくいを解消!テニスボールを使って体をほぐす方法
Photo: Jenny J Photography

体が凝っている、動かしにくい、痛い、そんな感覚が時々ありませんか?。それは筋肉とは関係ないかもしれません。テニスボールを使って体をほぐす方法をご紹介します。

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あなたもそうかもしれませんが、私にとってヨガを実践する主な理由の一つは、肉体的、精神的、感情的、そしてスピリチュアルな面で、自分自身の様々な側面をつなぎ直すことです。

つまり、ポーズが正しいかどうかよりも、そのポーズがどのように感じられるかに重点を置いて実践することです。ここ数年、私のヨガを補う最も効果的で身近なものの一つに、筋膜リリースがあります。それは、身体的に気持ちよくヨガを実践し、自分の身体や自分自身とより深いつながりを作るのに役立つものです。

筋膜とはいったい何か?

ヨガやスポーツ医学の分野では、長い間、派手に動きを生み出す筋肉が強調されすぎてきました。しかし、最近の研究レビューによると、軟部組織の損傷のほとんどは、筋肉組織ではなく、筋肉を取り巻く結合組織で起きていることが示唆されています。

結合組織は、腱、靭帯、筋膜から構成されています。簡単に言うと、これらの組織は私たちの体のすべてをつないでいるのです。特に筋膜は、筋肉、骨、血管、臓器、神経など、身体のあらゆる部分を包んでいます。筋膜の主な役割の一つは、私たちがよりパワフルかつ一体化して機能できるようにすることです。また、筋膜は、弾性エネルギーを貯蔵することで、より少ないエネルギー消費で効率的に動けるようにするなど、多くの機能を備えています。このため、結合組織の健康は、ケガの予防と組織の回復に欠かせません。

筋膜リリースとは?

筋膜は2億5千万以上の神経終末(神経細胞体から伸びた軸索の末端部分)を持ち、私たちの最大の感覚器官と考えられています。筋膜には、侵害受容器、固有受容器、インターオセプターが豊富に存在し、私たちの痛みや動き、そして最終的には世界の経験に影響を与えることが研究で明らかになっています。この組織には、メカノレセプター(全身のバランスを保つためのセンサー)という、ボディワークや筋膜リリースなどの機械的な圧力に反応する感覚神経もたくさんあり、強力な治療効果が期待できます。

さらに、結合組織はチキソトロピー性を持っています。つまり、座っているときは固体またはゲル状になり、引っ張ったり、動かしたりするとより流動的になります。このことは、ボールやフォームローラーなどの道具が、組織を動かして活性化する効果的な方法であることを示唆しています。

もう一つ留意すべきことは、筋膜の構成要素である細胞、繊維、基質は、弾力性のあるマトリックスを維持するために常にターンオーバーしていることです。しかし、年齢とともに、このターンオーバーのプロセスは自然に遅くなり、これらの組織の硬さは増加します。特に筋膜リリースは、これらの加齢による変化に対抗するのに役立つツールです。

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By TIFFANY CRUIKSHANK
Translated by Hanae Yamaguchi

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ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。



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