【老化スピードを速めない食事法】消化器内科医が教える!スキンケア以上に大切な「食べ方ヒント」
ヒント④光老化を防ぐポリフェノール「レスベラトロール」を摂ろう
「光老化」という言葉を知っていますか?加齢ではなく紫外線を浴びることで生じる皮膚などの老化現象のこと。紫外線は感染症予防や骨の発育に必要なビタミンDを生成したり、紫外線を浴びることでセロトニンが分泌されてストレス解消やうつを予防したりするメリットがあります。しかし皮下組織を劣化させてたるみやシミをつくり、活性酸素を発生させて細胞の老化や皮膚がんを引き起こすデメリットもあるのです。
「紫外線対策には日傘や日焼け止めが有効ですが、抗酸化作用の高い食品を摂るのも効果的です。その代表格がポリフェノールを含むブルーベリー、ストロベリー、クランベリーなどのベリー類や、チョコレート、トマト、アスタキサンチンを含むサーモン。そしてビタミンEを含むナッツ類や、パプリカなどの緑黄色野菜も優秀です」(工藤あき先生)
ポリフェノールは、植物が持つ苦味や渋味のもとになる成分で、過酷な環境で生き抜くために紫外線を浴びると発生する活性酸素などからその植物を守っています。種類は8,000種類以上ありますが、なかでも注目したいのが「レスベラトロール」というポリフェノール。
「レスベラトロールは、サンタベリーという北欧に生息する植物の果実に多く含まれています。残念ながら日本では入手困難なので、サンタベリーに比べると含有量は少ないですがぶどうの果皮やピーナッツの薄皮、アーモンド、ココアで代用できます。しかし食品から十分な量を摂取しようとするとかなりの量が必要なので、サプリメントで補給するのもいいでしょう」(工藤あき先生)
お話を伺ったのは……工藤あき医師
消化器内科医・美腸・美肌評論家。一般内科医として地域医療に貢献する一方、腸内細・腸内フローラに精通。腸活× 菌活を活かしたダイエット・美肌・エイジングケア治療にも力を注いでいる。また「植物由来で内面から美しく」をモットーに、日本でのインナーボタニカル研究の第一人者としても注目されている。 N H K「ひるまえほっと」などに出演。著書には『体が整う水曜日の漢方』(大和書房)などがある。テレビ、本、雑誌などメディア出演多数。その美肌から「むき卵肌 ドクター」の愛称で親しまれている。2 児の母。日本消化器内視鏡学会・日本消化器病学会専門医。日本内科学会認定医。
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ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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