【老化スピードを速めない食事法】消化器内科医が教える!スキンケア以上に大切な「食べ方ヒント」

 【老化スピードを速めない食事法】消化器内科医が教える!スキンケア以上に大切な「食べ方ヒント」
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ヒント②大人世代が悩むカサカサ肌の救世主となる「栄養素」を摂ろう

加齢と共に失われる潤いは肌悩みの代表格。特に40代、50代でダイエットを始めると、体重は減ったけれど肌はカサカサという、残念な結果になることがあります。

「考えられるのはタンパク質と脂質の不足です。タンパク質は皮膚や髪の材料になる大切な栄養素であり、魚、肉、大豆食品から摂取できます。より効果的に栄養を摂るには、『アミノ酸スコア』の高いタンパク質を含む食品を選んでください。アミノ酸スコアとは、体内で生成できない必須アミノ酸をバランス良く含んだ質のいいタンパク質のこと。鶏肉、豚肉、牛肉、生のアジ、大豆はスコア100の優等生。ただし消化機能には個人差があり、自分の消化機能のキャパシティを超えるタンパク質を摂取すると腸内環境が乱れて逆効果に。便やお腹の症状の変化に耳を傾けながら食べるようにしましょう。脂質に関しては、青魚やアマニ油、エゴマ油、ナッツ類に含まれるオメガ3脂肪酸が皮膚の潤い補給に、そして動脈硬化や生活習慣病の予防にも一役買います」(工藤あき先生)

ヨガをしている人の中には、肉、魚、乳製品を食べないベジタリアンやヴィーガンを選択する人は一定数います。食生活が多様化する昨今は、ヨギでなくても動物性タンパク質を摂らない主義の人は珍しくありません。その場合、注目したいのが植物性タンパク質です。

「動物性タンパク質を摂らない人は、大豆や小麦から植物性タンパク質を摂ることをおすすめします。植物性タンパク質は、カロリーを抑えつつタンパク質を摂取できるのが魅力。ベジタリアンやヴィーガンでなくても脂質の摂り過ぎが気になる人は、植物性タンパク質にシフトしてもいいでしょう。一概には言えませんが、植物性タンパク質を多めに摂るほうが健康に良いという研究報告もあります」(工藤あき先生)

もうひとつ加えるとすれば、体に良い働きをする有用菌の減少による腸内環境の悪化も要注意。肌荒れを引き起こす原因になるそう。

「有用菌が増える過程で必要な食物繊維が不足すると腸内環境が悪化。ダイエットで糖質制限をして米を食べない女性は多いですが、実は米などの主食には食物繊維が豊富。美しくなるためにしている糖質制限が、腸内環境を荒らす要因になる可能性があるので注意を。乾燥肌の人は食物繊維を含む米、根菜類、めかぶ、昆布などを意識して摂るようにしましょう」(工藤あき先生)

めかぶ
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ヒント③シミや乾燥対策に皮膚のバリア機能を保つ「黒い食品」を食べよう

ぷるんと弾力のある肌をキープするには、皮膚に備わっているバリア機能を高める必要があります。ちょっとした刺激でもピリピリしたかゆみを感じたり、乾燥が気になったりするのはバリア機能が損なわれているのかもしれません。

「バリア機能を正常に保つには、皮膚の角質層にある保湿因子『セラミド』の量を十分に維持することが大事。セラミドは細胞がターンオーバーする過程で生成されますが、残念ながらターンオーバーの周期は加齢と共に長くなるためセラミドの生成は減少します。すると外からの刺激に抵抗できず刺激や異物が入りやすくなり、赤みやアレルギー反応が出やすくなることも。マスクによる少しの摩擦でシミができるのもセラミド不足かもしれません。そうならないためには、セラミドを多く含む食品を積極的に食べて補いましょう。キーワードは『黒』!コンニャク、しらたき、大豆、黒豆、海藻類など黒い食べ物にはセラミドが豊富に含まれています」(工藤あき先生)

黒豆
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ヨガジャーナルオンライン編集部

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ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。



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