肩が内側に巻いている「巻き肩」を改善!肩甲骨寄せエクササイズ
長時間のデスクワークや前屈みの姿勢での作業で引き起こされる猫背。そして巻き肩。まるで形状記憶のように猫背・巻き肩が当たり前になっている人が多いと感じます。まさに悪い姿勢の代表例です。今日はこの姿勢を意識して改善するのではなく、肩甲骨を動かしているうちに気づいたら姿勢が良くなっている、そんなエクササイズをご紹介します。猫背・巻き肩という悪い形状記憶ではなく、エクササイズで良い形状記憶を植え付けていきたいと思います。そのために必要なのが肩甲骨です。体のメカニズムを知って、今日から巻き肩&猫背を改善していきましょう!
巻き肩&猫背の人が肩甲骨が寄せられない理由
肩甲骨は背中の左右にある三角形の骨です。肩甲骨は背骨や肩、肋骨に連動して様々な動きをし、私たちの動きのサポート役になってくれています。
背骨が丸くなり(猫背)、肩が内側に入る(巻き肩)と、左右の肩甲骨同士は離れあい、寄せることができません。逆に、肩甲骨を寄せると背骨は反り、肩は開くのです。
今回紹介するエクササイズは、「肩甲骨が寄ることで背骨と肩が正しい位置に行く」という動きを利用したものです。体が硬く猫背&巻き肩の人でも、無理なく肩甲骨を動かし寄せて、姿勢を改善します。
言葉では「肩甲骨を寄せる」と書いていますが、最初からうまく肩甲骨を寄せることはできません。エクササイズを繰り返し行って、無理なく肩甲骨を動かして姿勢を正せるようにしていきましょう。
巻き肩&猫背の姿勢は、肩こり・首こり、背中・腰の疲れなどの体の不調だけでなく、二の腕が太くなったり、背中・脇の下にお肉が乗ったりと見た目にも影響します。「猫背や巻き肩が気になるな〜」と思った時がエクササイズの始め時です。ぜひやってみてください。
それではやり方を説明します。
巻き肩&猫背の姿勢を改善する肩甲骨寄せエクササイズ
1)手を体の真横に置きます
手のひらは正面を向けてください。椅子に座っていますが、立って行うこともできます。
2)肩を内側に入れる
親指を内側に入れながら、わざと肩を内巻きにしてください。
3)胸を開いて肩甲骨を寄せる
親指を外に開きながら、肩甲骨を寄せます。胸を開いて、胸をストレッチしましょう。この動作を10回繰り返してください。
▼動画で見る▼
猫背と巻き肩。私たちのお悩み姿勢第1位とも言える姿勢です。猫背の人は巻き肩になりやすく、また巻き肩の人は猫背になりやすい。まさに相関関係です。ぜひこのエクササイズで、肩甲骨を寄せて自然と良い姿勢へ改善してください。
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く