環境活動家・養蜂家のハニーさんインタビュー|「わたしたちが美しく健康になれば自然が喜ぶ」その理由
ミツバチの羽音を通して自然と一体化
—— ハニービーセラピーを通してわたしたちから境界線を引いていた自然との一体化に進むことができるような気がします。
ハニーさん: 現代はそういうバイブレーションが必要な時代だし、たくさんの人がそういうのを求めているように思います。”わたし”と”あなた”といったように、自然と人間の間に境界線を引いている人は多いですが、それを解いてあげる簡単なメソッドが広まればいいですよね。
—— ヨガには蜂の呼吸法(ブラーマリー呼吸法)という呼吸法があります。舌を軟口蓋につけて呼吸することで咽頭が揺れ、蜂の羽音のような音が鳴る呼吸法です。リラックス効果が期待できる呼吸法ですが、ハニービーセラピーと共通する点があるように思います。
ハニーさん: 僕たち養蜂家は、ミツバチとは羽の音で会話をします。例えば、ミツバチが「安心している」「愛している」といったリラックスした状態だと重低音の羽音を出しています。逆に、感情が荒ぶれば荒ぶるほど高音になってきます。
ハニービーセラピーもミツバチたちが機嫌の良い時にしかできませんが、リラックスしているミツバチたちの羽の音の振動が伝染して、人間の凝り固まった緊張をリラックスさせてくれているのかもしれません。
なのでヨガの呼吸法も、もしかしたらリラックスしたい時には、低い音で響かせていったらいいかもしれませんし、元気になりたい時には少し高めの音で響かせてみるなどすると、違った効果に気づけるかもしれませんね。
もしくは、ミツバチの場合は高音になればなるほど本当に攻撃的になってくるので、人間の場合も無意識に高音になっているようでしたら、用心しなくてはいけないかもしれません。チクっとされるかもしれませんから(笑)
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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