GWは読書をしよう!"わたし"を高めてくれる女性エッセイ本5選

 GWは読書をしよう!"わたし"を高めてくれる女性エッセイ本5選
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今年のゴールデンウィークは最大で10連休にもなると言います。「まだ何をするか決まっていない」「ダラダラして過ごす予定」というあなたにおすすめなのが読書。普段はなかなか忙しくて読むことができない、また読みはじめても途中で止まってしまうという方は、時間がある時に本を読んでみませんか?今回は、作家の考え方やライフスタイルが垣間見えるエッセイに焦点を当ててご紹介します。エッセイ本は、共感があったり、新たな発見につながったり…自己啓発本とはまた違った角度から自分を高めることができまるのが魅力。「どの本を選べばいいか分からない」という方の参考になれば嬉しいです。

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エッセイとは?

 Nguyen Thu Hoai
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エッセイとは、テーマに対して気軽に自分の意見や思想をまとめた散文のこと。随筆ともよばれ、文学における一形式です。

エッセイの最大の特徴は、著者の思想に触れることができるということでしょうか。また著者の経験が盛り込まれることも多くあり、「あ、それ分かる!」といった共感ポイントもたくさんあります。

女性を元気に!高めてくれるエッセイ本5選

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 -ジェーン・スー(著)

エッセイスト・ラジオパーソナリティーなどマルチな活躍をされているジェーン・スーさん著の『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 』(幻冬舎)。ジェーン・スーさんは、多くのエッセイ本を執筆していますが、わたしが特に大好きな作品がこちらです。

本のタイトルだけを見ると、「(オトナ)女子を批判しているの?」と思ってしまうかもしれませんが、中身はオトナ女子全般を鼓舞してくれ励ましを与えてくれます。本書を読んでいると、年を重ねることが楽しみになるような不思議な感覚に。 また、自己肯定感と向き合いたいと思っている人もおすすめです。

阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし -阿佐ヶ谷姉妹(著)

40代独身女性お笑い芸人である阿佐ヶ谷姉妹ののほほん同居暮らしを語ったエッセイ本。また、書き下ろし恋愛小説も収録。阿佐ヶ谷姉妹の二人が交互に書き綴ったエッセイは、なんてことない日常生活について語られており、読んでいてタイトル通り”のほほん”とします。

姉の江里子さんは周囲に気を使うタイプ、また妹の美穂さんはマイペース。そんな対照的な性格の二人の同居生活を客観的に見ていると、誰かと一緒に暮らすことはやっぱりそう簡単ではないけれど、やっぱり誰かと一緒に暮らすことが生活に彩りを与えてくれるんだと思わせてくれます。

また、意外と面白いのが、描き下ろし恋愛小説。ワクワクドキドキさせてくれて面白いので、ぜひ読んでみて下さい。

ほっといて欲しいけど、ひとりはいや。 -ダンシングスネイル(著)生田美保(訳)

Photo by Maiko Kuwako
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日本と文化や教育が似ている韓国では、共感ポイントがたくさんあり、海外エッセイの中でも日本人のわたしたちが読みやすい作品がとても多いです。

『ほっといて欲しいけど、ひとりはいや。』(CCCメディアハウス)は、イラストレーターであるダンシングスネイルの著作。著者は人に会うのが好きだけど嫌いで、関心を持たれるのが嬉しいけどイヤという自称”シャイなかまってちゃん”だそう。こちらの作品では、人間関係においてちょうど良い距離感を保つ方法をダンシングスネイルの経験談から語られています。ほっと心が和むイラストもまた魅力の一つ。

寂しくならない、疲れない、ちょうど良い距離感の人間関係を構築したい方はぜひ手にとってみて下さい。

自分のままで暮らす-吉沢 久子(著)

2年前に他界したわたしの祖母の本棚になぜか2冊あった、エッセイストで生活評論家の吉沢久子さんの『自分のままで暮らす』(あさ出版)。生活評論家として生活者の目線で女性の暮らしを考え、暮らしを大切にする思いを込められたエッセイは多数。

”若いのはいいことで、老いは悪いこと”と世間では当たり前のように言われていますが、年を重ねることは自然なことで決して悪いことではありません。大切なのは、いくつになっても健やかで幸せでいることなんだということなのではないでしょうか。

ポジティブに年を重ねることを楽しみたい方はぜひ読んでみて下さい。

かわいい見聞録 -益田ミリ(著)

人気イラストレーター・エッセイストの増田ミリさんの作品には魅力的なものがたくさんありますが、こちらの『かわいい見聞録』(集英社)は益田さんの「かわいい」探しの旅を綴ったエッセイ。普段何気なく使っている「かわいい」という言葉。その源泉を探っていきます。

日常のなかで見つけた30の「かわいい」、そのヒミツを探るコミック&エッセイは、すぐに読めてしまうので、読書が苦手な方や「どの本から読めばいいか分からない」「続くか分からない」という方におすすめです。

エッセイ本からはじめる読書習慣

Lenin Estrada
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お金をわざわざ出さなくても手に入る情報もたくさんありますが、やはり本には敵わないと思います。それだけ価値のある経験や考え方、情報に触れることができる読書は、誰でもできる自分を高めるモノの一つではないでしょうか。特にエッセイ本からは、著者独自の視点ではありますが、わたしたちが暮らしの中で体験したり、考えたり、悩んだりすることに多く共通することが多く楽しく読書をすすめることができます。

ぜひ、今年のGWは読書三昧してみてはいかがでしょうか。

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桑子麻衣子

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。



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