「全ては皆が笑顔でいれるように」新居由梨さんインタビュー【わたしの、はじめの一歩】#02

 「全ては皆が笑顔でいれるように」新居由梨さんインタビュー【わたしの、はじめの一歩】#02
Yuuko Konagai
関早保子
関早保子
2018-04-22
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――ブランドを立ち上げて変わったことや、感じたことはありますか?

自分が成長しましたね。ロンハーマンの時からお世話になっている、私がとても尊敬するパタンナーの方がいるのですが、その彼が、やっと私を認めはじめた。これまで何度も喧嘩をし、こてんぱんにやられてきましたが、ある時「由梨ちゃん、ここまでやったらプロだからね」って言ってきたんです。何も分からず飛び込んだ世界で、私はずっと素人だと思っていたけど、そのくらいは頑張ってきたんだと思いました。自分のブランドの撮影は、毎回同じクルーで行うのですが、彼らとの信頼関係もどんどん築けているという実感も出てきましたね。そしてブランドとしては、ようやく一般の方に広まってきたと感じています。3年経ったということですね!

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(Photo by Yuuko Konagai)

――忙しい日々は続きますね。

夫婦関係は危機的状況です(笑)。私たちの会話と言えば、仕事の話が100%。仕事から帰ってきたら、未解決の問題を話し、二人でひとつずつ潰していきます。外で食事をする時も、話しやすい店で、メモを取らなくて良い議題について話したり。プライベートの時間が取れない中で、「そろそろインプットしなければ!」という危機感はあります。だからLAでの自分のブランドの撮影の時に、休みっぽいことをするようにしていますね。

――やはりLAは一番好きな街ですか?

そうですね。一年中良い写真が撮れるし(笑)。距離感が心地よいのだと思います。良い意味で適当に「OK!」と言える場所。ほどよく田舎で、ほどよく都会なので、LAだったら住めるんじゃないかな。

――最後の質問になりますが、「何ごともとりあえず一歩を踏み出す」と仰っていましたが、どうやったら踏み出せるのでしょうか。たいていの人は、まずそこで踏みとどまってしまうことが多いと思うのです。

私はドリーマーなんです。常に夢を見ないとやっていけないタイプ。その夢物語をまわりの人にとにかく話す!そうすると皆が盛り上がってくれ、一緒に歩き出してくれている。はじめの一歩は、皆を巻き込みながら踏み出しています。気が付いたら実現しているということかな。まだまだ夢は膨らむばかりです。

新居由梨/Yuri Arai(Instagram:yuri_arai

フリーランスのファッションエディター。大手セレクトショップのPRを経て独立。ファッション誌や広告を中心に、編集者&スタイリストとして幅広く活躍。近年ではブランドディレクションやデザインといったフィールドにも進出し、ハッピーの輪を作り出すことに尽力している。夢は週末ハウスを持つこと。

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Interview:Sahoko Seki
Photo:Yuuko Konagai



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