【アンジャッシュ児嶋も効果に驚き！】巻き肩・猫背を解消「カンタン肋骨ほぐし&ヨガポーズ」

【今回のお悩み】猫背

ついつい前かがみになっちゃう姿勢の悪さを直したくて……
以前から背中が丸まり、首も前に出ちゃうクセがあって。ヨガをするようになってからは、「あ、また猫背になってる、やめよう」って気づいたら直すようにはなったんだけど、気を抜くとすぐに猫背に戻って。番組の収録中なんかも、つい足を組んで前かがみに。姿勢の悪さは見た目にも体にも良くないから、本気で直したいんだよね……。

解消ポイントは？

固まった胸やお腹、巻き肩をほぐしましょう！
猫背の姿勢は常に前かがみになる癖から胸やお腹が縮まったまま硬くなり、肩も内巻きに、反対に背中は張りっぱなしなど、あちこちの筋肉バランスが崩れていることが原因です。今はPC・スマホの使いすぎで首が伸びたままストレートネックになる人も。硬くなった胸やお腹、肩をほぐすことで猫背が解消されていきます。 

WORK①肋骨ほぐし

まずは猫背で硬くなった胸とお腹をゆるめるために、肋骨まわりを指でプッシュしながらほぐしていきましょう。これだけでも前面の緊張が取れて、胸を開きやすくなります。

HOW TO
肋骨の中央、みぞおちあたりに両手を添えて、親指以外の４本で肋骨の下を触って確認。

肋骨の際から内側に指を押し込み、両脇に向かって指をずらしながら、１分ほど往復。

肋骨の下に指が入らない人は…
→お肉をつまむだけでもOKなんだって！
肋骨が触れない、または指が入らない人は肉をつまんで揺らして。

【動きのポイント】
なるべく深く、指の第１～２関節まで入れられるといいですね！指が入らないときは筋膜をリリースする要領で、お肉をつまんで揺らしながら、ほぐすだけでも効果あり。

WORK②パールシュヴァコーナーサナで胸開き

猫背になると自然と肩が内側に入り、胸も閉じた状態がデフォルトに。パールシュヴァコーナーサナから腕を後ろに引き、前後させて肩と胸を開けるようにストレッチしましょう。

HOW TO
四つん這いから右脚を両手の間に。右手は右脚の外側、またはブロックにつき、左手と目線を上に。

吐きながら左腕を背中側に引き、吸って戻る、を繰り返す。反対側も同様に。５～10回

【動きのポイント】
胸や肩が硬く、腕を背中側に引くのが痛い、と児嶋さん。その場合は、上げた腕をグルグルと回すだけでもOK。回すときも、後ろに引くほうを意識すると効果的です！

「猫背のほうがラク」を矯正してストレスも解消 

「猫背って背中の張りだけじゃなく、お腹や胸も硬いからなんすね。２つめのワークは腕がまったく後ろに引けなくて、めっちゃ痛かったッス（苦笑）」
そう振り返る児嶋さんに、磯先生が猫背改善だけじゃない、ヨガの更なる効果を教えてくれます。 
「現代人はストレスや緊張を感じてみぞおちが硬くなりやすいのが特徴。猫背のほうがラクに感じるため、常に体の前面が閉じた状態で、呼吸も浅くなる悪循環が起こります。２つのワークは猫背解消とともに呼吸が深まり、ストレスリリースにも効果的ですよ！」

試してみた感想は…？

体の前側が伸ばしやすくなって自然と背筋が立てられるゾ！
肋骨ほぐしは気持ちいいうえに呼吸も深まって、緊張したときもここをほぐすといいらしい！気づいたときに猫背を正す意識も大事だけど、筋肉のこわばりそのものを取るワークを習慣化することで、意識しなくても自然と姿勢が良くなるんだと実感しました。

児嶋一哉さん
1972年生まれ。俳優業でも高い評価を受ける。現在は、YouTubeチャンネル「児嶋だよ！」も配信中。2008年にヨガを始め、2016年に本誌主催アワードで「ベスト・オブ・ヨギ」受賞。近著『おっさんずヨガ』（インプレス）、エッセイ集『俺の本だよ!!』（世界文化社）が好評発売中。 

教えてくれたのは…磯 沙緒里先生
学生時代にヨガに出会い、会社員をしながら国内外で幅広いヨガを学び、本格的に講師の道へ。暮らしに寄り添うヨガ指導に定評があり、メディアでのヨガコンテンツ監修も多数。