デッドバグエクササイズは寝ながら行える腹筋運動です。よくある寝て上半身を起こす腹筋運動に比べると、楽に出来る運動です。正しく行うことで効率よくお腹を引き締めることが出来ます。
主に鍛えられる筋肉は腹直筋、腸腰筋、腹横筋です。
これらの筋肉は姿勢の維持や内臓を支える役割があります。特に腸腰筋は股関節を固定する・動かす働きをするので、日常生活でも重要な役割を果たしています。
これらの筋肉を鍛えることで以下のような効果があります。
・全身の引き締め…この運動は仰向けになって手足を空中で動かすため、お腹だけでなく腕や太ももの筋肉も使います。全身に刺激が入るので、お腹以外の筋肉も引き締まりやすくなります。
・基礎代謝の向上…全身の様々な筋肉を鍛えていくと筋肉量が増えやすくなり、筋肉量が増えると基礎代謝も上がります。基礎代謝量が増えると脂肪を燃焼しやすくなるので、体重を減らしたい方はエクササイズと有酸素運動を組み合わせることをオススメします。
・腰痛予防…体幹や腹筋の力が弱いと、日常の何気ない動きが腰痛を誘発する可能性があります。体幹や腹筋などがしっかりと鍛えることで、座る・立つ・重いものを持つといった動作でも腰に力を入れて動けるので腰への負担を軽減することが出来ます。
デッドバグエクササイズは反動をつけて行ってしまうとお腹に効かない・腰の痛みが増すことがありますので、姿勢に注意しながら運動しましょう。
どんな運動も慣れてくるとついつい惰性で動いてしましますが、常に正しい姿勢で動けているかを意識するとよりエクササイズの効果が高まります。ぜひ実践してみてください。
1) 仰向けに寝て、両手両足を天井に向かって伸ばす
2) 息を吸いながらゆっくりと右手・左足を地面に下げたら、息を吐きながらゆっくりと右手・左足を元の位置に戻す
3) 息を吸いながらゆっくりと左手・右足を地面に下げたら、息を吐きながらゆっくりと左手・右足を元の位置に戻す
4) 上記を5〜10回ほど繰り返す
※手と足を地面に下げていく時に腰が反りやすくなるので、反らないように常にお腹に力を入れて動きましょう。
どうしても反ってしまう場合は手と足の下げ方を浅くしても大丈夫です。
あるいは腰とお尻の間くらい(お尻の割れ目の少し上くらいの位置)に丸めたタオルを入れて、運動中は常にタオルを押す意識をしながら動いていただくとやりやすいと思います