「フードエンパス」を知っていますか?|せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん
②ストレスがかからない生き方を長期的に選択していくこと
その次に大切なのは、ストレスがかからない生き方を長期的に選択していくことではないかと思います。つまり大事なことは、やりたいことをやるということ。例えば誰かに指示されたことや、やりたくもないことを嫌々やっているとき、集中できなくて気が散っているときに、ネガティブな気持ちをうやむやにするためにお腹が空いていないにもかかわらずつい何か食べたい衝動にかられ、食べてしまう人も多いのではないでしょうか。そんな状態を繰り返したまま1年、2年・・・・・と気がついたら長い時間が経ってしまう。
反対に、心から好きなことや得意なこと、夢中になってやれることがあると、あっというまに時間が経って、何かを食べることも忘れてずっと集中してやっていられるような経験が皆さんもあると思います。これはとてもシンプルですが、過食を防ぐために必要なことだと思います。短期的には、魚の小骨をひとつひとつ取るようにして、ストレスの積み重ねを少しづつ取り除いていく選択を繰り返していく。長期的な目線では、やりたいことに時間を使いストレスを手放してもいい環境を作っていくことを、それは時に人生をシフトするような出来事かもしれませんが、真剣に考えてみる。こういったこともフードエンパスにとってとても大切なことだと思います。
③ポジティブなエネルギーを与えてくれる食材を選ぶ
今日からすぐにできることとしておすすめしたいことは、体と心にポジティブなエネルギーを与えてくれる食材を選ぶこと。例えば無農薬、オーガニック、地産(新鮮なもの)、無添加、余計な手の加えられていない素材そのもの、遺伝子組み換え品ではないもの、などが挙げられます。つまり「命ある食材」を選ぶということ。
ジャンクなものやスナック、甘いものなど、人工的なもの、工場で大量生産されているようなもの。こういった、一般的に人々にとってあくまで一時的な刺激や満足感をもたらすものはエンパスにとっては負担が大きく、気持ちも不安定になりがちといわれます。加工を繰り返したり人工的なものが添加されればされるほど、食べ物のエネルギーは低くなっていきます。
そういったネガティブなエネルギーにエンパスはどうしても敏感に反応してしまうので、一時的な満足を追うことはやめ、体や心にとって持続的にエネルギーを与えてくれるもの、自然に反していないポジティブな力を蓄えた素材を食べていくことが大切です。近くの自然食品店やオーガニックスーパーを調べてみたり、農業体験をしてみたりして、まずは身近で触れられる「命ある食材」を通してポジティブなエネルギーを体に感じてみてください。
AUTHOR
関根愛
俳優を始めた十数年前よりアトピーなどさまざまな心身の不調を感じてきたことで、薬に頼るのをやめて自分の体の声を聴きながら養生していくために自然食を始める。「じぶんらしく生きるための食養生」をテーマにInstagramやnote、Youtubeで日々発信をつづける。マクロビオティックマイスター。映画制作者、ライター、翻訳者としても活動。座右の銘は「山動く」。
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