ソウルフード「味噌汁」寒い季節はもち入りがおすすめの理由|せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん
SNSで見かける、彩り豊かな食事の写真。見るからに栄養がありそうで、こんな食生活を送ってみたいと思う人は多いでしょう。でも「そんなに頑張れない…」という人も少なくないはずです。時間もない、料理が得意じゃない、不器用なあなたに伝えたい「頑張らないごはん」。意識すべきポイントは、とってもシンプルです。今日からできる「簡単な食養生」、教えてくれるのはマクロビオティックマイスターの関根愛さんです。
年の瀬が迫ってきました。12月といえば一年間の見えない疲れがそこここに溜まっているはずです。いつもお世話になっている自分の体を労わる気持ちで、食事のペースやタイミングを見直す機会になったらいいなあと思います。
とはいえ、お腹が空いたら優しいものを少量でもしっかり体に入れてあげてください。おすすめしたいのが、おもちを入れたお味噌汁。合わない具はないと言っても良いのでは...と思うほどなんでも受け止めてくれる、懐の広いお味噌汁。発酵の力がみなぎっているため「飲むお薬」「飲む点滴」なんて言われたりもします。
お味噌汁って、ワクワクしますね。そしてなんだか海を思い出します。海にぷか~っと浮いているとき、まるい地球にやさしく包まれているようで安心します。あれと同じ感覚。私は海藻入りのお味噌汁が好きなので、塩気と海藻でまるで飲む海じゃないか〜といつもありがたくいただいています。
そのお味噌汁へ腹もちに優れたエネルギー価の高いお餅を入れるので、寒い冬に嬉しいソウルフードになってくれるはず。今日は栄養バランスを考えたオススメもち入りお味噌汁をご紹介します。
お腹の底から満ち満ちるパワー!よもぎもち入り、お味噌汁
よもぎが自生している場所に引越したい...と夢見るほどよもぎという薬草に魅せられている私。よもぎ風呂には毎週入っています。その効能は芯から温まる、肌がつるつるすべすべになる、身体中の毒素が出ていってスッキリする、精神的に安定する、生命力が湧いてくる、太古の自然を彷彿とさせる香りに癒される、婦人科系によく効く...などなど、それはもう数知れずあります。
そんなスペシャルなよもぎの入ったおもちを、発酵の海・お味噌汁に入れて食べるのだから年の瀬の体に嬉しくないわけがない。時間がない時でもこれで立派な一食になります。
レシピというレシピはありません。よもぎもちを軽くぱりっと焼いて、出来上がったお味噌汁にそっと入れるだけ。すりごまをふりかけると香ばしさが際立って、より美味しい。常備したいミネラル源・海藻も何かしら入れてあげるといいですね。そして熱いうちに味わいます。食べ終わったらどこかすかっとしたような、でもお腹の底から納得するような、安心感でいっぱいになるはず。皆さんもぜひトライしてみてください。
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