【体の力みを取る魔法の呼吸】頑張らなくても開脚が上達！股関節の硬さをゆるめて柔軟に

呼吸で筋肉を活性化し、硬さをゆるめて柔軟に

「体の力みを取り、可動域を広げるには、呼吸を深めることが大切です」とシュミッツ千栄子先生。深い呼吸で、体に新鮮な酸素を取り込むと細胞や組織が活性化。日常の動作や体のクセで硬くなった筋肉にスイッチが入り、本来の可動域を取り戻すことができるそう。
「そのためには、体にしっかり呼吸が入るスペースをつくることも大切。また、呼吸はイメージとともに行うと効果的です。憧れポーズを思い描きながら呼吸を意識すると、ポーズがより深まりやすくなります」

体の力みを取って可動域を広げる即効呼吸法

開脚がしやすくなる：ン・パー呼吸

筋肉の緊張を強めてから弛緩させる呼吸法で、股関節の可動域を広げましょう。呼吸とともに意識したいのが内腿の内転筋。ここに力を入れると拮抗する大臀筋が活性化し、股関節を開きやすくなります。

壁に向かって脚を開く。「ン！」と呼吸を止め、両脚の内腿に力を入れて思い切り壁を押す。

「パーッ」と口から息を吐くと同時に内腿の力を抜き、お尻の位置を前にずらして脚を壁に沿わせて広げ、開脚を深める。

ペアヨガで行うのも◎。お互いに脚を押し合い、吐くと同時にサポート側の人が脚を軽く押すと可動域がUP。

★呼吸と筋肉の緊張を一気にゆるめて

バランスポーズが得意になる：ユラユラ呼吸

片脚立ちのバランスポーズのコツは頑張らないこと。足裏=舟のイメージでゆっくり呼吸し、体が右に傾いたら足裏の重心を左にするなど、舟をこぐように柔軟にキープするとバランスをとりやすくなります。

「木のポーズは私のお料理中の定番ポーズ。バランスをとろう！と固まるのではなく、色々なことに意識を広げてながら気楽に試してみましょう」(シュミッツ千栄子先生)

右足の拇指球、小指球、かかとの内・外の足裏4点に重心をおき、体を支える軸にする。ゆっくり呼吸し、体の傾きと反対側に足裏に体重をのせ、バランスをとる。反対も。（5呼吸〜）

NG
踏ん張ると呼吸が止まり、体が力んで不安定に。

★バランスをとることだけにとらわれないで

教えてくれたのは...シュミッツ千栄子先生
ヨガ・呼吸法・瞑想インストラクター。シュミッツの森代表。呼吸法の第一人者として、全国のイベントやワークショップに招かれ、初心者にもわかりやすく呼吸法や瞑想を伝授。一流アスリートにも、呼吸法や瞑想の指導を行っている。

モデルを務めてくれたのは...シュミッツ恵利香さん
ヨガインストラクター、モデル。幼少期からモデル、新体操、ヨガを始める。新体操では、全日本ジュニア大会優勝を経験し、その後、ダンサーに転向。現在、双子の妹・シュミッツ茂仁香さんとのペアヨガも話題に。

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