朝比奈彩、コロナ禍で自宅トレーニングが日課に。体と向き合う時間がくれたもの【インタビュー】
チャーミングな笑顔は前向きで無垢な心持ちを、丁寧に鍛え抜かれたボディは芯の強さを……そんな華のある姿が眩しい、朝比奈 彩さん。ヨガに触れ、強くしなやかに在ることの大切さを学んだ彼女が今、感じることとは?。
繊細に真っすぐに、体と向き合う時間がくれたもの
「じつはコロナ禍の自粛期間中、人生で初めてって言えるくらいじっくりと、自分の体に向き合っていました。わりとアグレッシブに体を動かすのが大好きで、今まではロードバイクで走ったり、ここ4〜5年はキックボクシングに通ったりしていたのですが、外出できなくなり、自宅トレーニングをルーティンに。この期間を無駄にしたくない ! と思い、腕立て伏せや腹筋など、母とテレビ電話でつながって、一緒にワークを楽しんでいました(笑)。筋トレだけでなく、映画やドラマを観ながら 180 度開脚を目指して股関節をほぐしたり、丁寧に筋膜リリースをしてみたりも。でもそれが、体をじっくり細かく観察する時間にもなって、改めて自分の体に向き合ってみたら、お尻と骨盤まわりが弱いことを発見したんです。それで今は集中的に、お尻を鍛えることと骨盤を正しい位置に整えるトレーニングを始めたところです」
ヨガを通して磨かれる、新しい自分に出会いたい
自粛期間中にますます研ぎ澄まされた内観力。それは撮影でアーサナを深めていく様子にも表れ、ブレのない安定感と力みのないのびやかさを体現。繊細な体づかいにも発見があったよう。
「私自身は『体が硬い』と思っています。10年くらい陸上部で短距離走をしていたので、脚を使うと前腿がすぐに硬くなるし、肩まわりは柔らかくて腕も後ろに回るんですが、首まわりが硬いから肩が上がってきたりするんです。反り腰にもなりやすいから普段から気をつけているんですが、骨盤が傾くとすぐポッコリお腹が出てきてわかるんです。今日も体をうまく曲げられないと思ったら、骨盤が傾いたままポーズに入っていたみたい。まだまだいろんなところが硬いんだなって改めて感じました。衝撃だったのは、両脚を前後に開いて立ったときや、上半身を傾けるといきなりグラついて、『え?なんでこんなにバランスがとれないの?』って(笑)。両足で立っているのには変わらないし、体幹力はあるほうだと思うんですが、重心がちょっと変わると耐えられない自分に、少しショックでしたし、発見でした」
語る言葉の節々に、真っすぐ真剣に向き合う姿勢やプロ意識をうかがわせる朝比奈さん。仕事面での新たな挑戦のために、ますます体づくりを本格的に準備していくところだそう。そのなかで、ヨガで感じたエッセンスも生かしていきたいといいます。
「ハードな運動やトレーニングだけだとアウターマッスルばかりが発達して、体がどうしても硬くなってしまいますよね。逆に筋肉がなく柔らかすぎても、しっかり体を動かせない。その点、ヨガはインナーマッスルを使いながら、芯から強く、柔軟に動ける体になれるなって感じます。引き締まっていながら女性らしくしなやかに、それが今の私の理想像。アウターとインナーと、これからはその両方からアプローチした体づくりを楽しんでいきたいなと思っています」
「筋トレ系ヨガポーズ」にチャレンジ!
呼吸とともに余分な力みを解きながら、柔軟性と強さのバランスを体感できるポーズに挑戦。
Side Plank Pose
陸上部時代、似たような準備運動を行っていたという朝比奈さん。 真っすぐ力強い体軸が抜群の安定感に。足裏と頭頂で伸び合う意識を持ち、横から見て胸やお尻が飛び出ないように。
Wild Thing
全身をのびやかに、呼吸を深めるごとに体の解放感もUP。お腹を反ることばかりに集中しがちですが、後ろ足でしっかり踏み込んで胸が高く引き上げる、全身の総合力がポイントに。
Reverse Warrior Pose
監修のHANAE先生と優雅なアーサナ競演!お腹の力が抜けやすいので体幹を意識して、両脚でしっかり踏み込み、頭頂と胸は引き上げ、上下左右で均等に伸び合うバランス力を体感!
朝比奈 彩
モデル・タレント。兵庫県淡路島出身。バラエティー番組やドラマ、CMなど幅広く活躍中。 また『Oggi』(小学館)をはじめ女性誌でモデルとしても活躍し、人気を得ている。
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