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10月18日は更年期の日|女性器まわりの更年期症状にはどんなものがある?専門家が解説
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更年期になると不調が現れる理由
どうして更年期にからだの不調が現れるのか。最近は検索すれば沢山情報が出てくるので、ここではシンプルに説明します。女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、私たちの健康を支えています。主に心血管系、自律神経系、脳機能、そして皮膚・脂質・骨の代謝など生殖以外にもからだのあちこちに作用しています。更年期になるとエストロゲンの分泌の減少が始まるので、様々な不調を感じることがあるのです。
更年期というと、どんな症状を思い浮びますか。多くの方が、発汗、のぼせ、ほてり、しびれ、関節痛、めまい、物忘れ、頭痛、腰痛、不眠、不安、疲労感、気力の低下などが更年期症状として認識されているのではないでしょうか。しかし、あまりスポットライトを浴びないけど、更年期にでるメジャーな症状として上がるのが、性器の乾燥や腟炎、性交痛です。婦人科の待合室にある更年期や更年期の治療薬であるHRT(ホルモン補充療法)の無料パンフレットには、実はしっかり明記されているのです。
ということで私の得意分野である、日ごろ注目されない性器まわりの更年期症状について説明していきます。エストロゲンは、生殖以外に女性の皮膚や粘膜の潤い、弾力を保つのも役割のひとつ。エストロゲンのサポートが徐々になくなっていくと、実感するのは顔の小ジワやほうれい線、目が乾きやすくなるような例ではないでしょうか。性器では、皮膚や粘膜が乾燥して潤いや弾力が低下すると、腟内の分泌液の減少、外陰部や腟の萎縮、腟粘膜が薄くなる、腟内の自浄作用を維持する酸性度の低下などが起こります。
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