ローフードダイエットの落とし穴|向いている人と向いていない人は何が違う?

 ローフードダイエットの落とし穴|向いている人と向いていない人は何が違う?
photo by Jorge Atramiz (http://www.jorgeatramiz.com/, @jorgeatramiz)
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ローフードを食べることで悪化することもある

アグニが低下すると、ドーシャのバランスを保つことが難しくなります。ローフードを食べると、特にヴァータ・ドーシャが悪化します。これは、精神的にぼんやりする状態、ガス、便秘、やつれ、震え、不安など健康上の問題を引き起こします。現代社会に住んでいるほとんどの人々は、過度な旅行や携帯やパソコンなどの画面を見る時間、そして十分な睡眠を取らずに活動し過ぎることによってすでにヴァータが悪化しているので、ローフードを食べることはこれらの問題を悪化させます。

食べ物を調理するのは、私たちに自然とのつながりを築き、心身を育む機会をもたらします。温かい食べ物はヴァータを落ち着かせ、消化をサポートするスパイスで調理することで、さらに効果は大きくなります。食事を自分で調理して食べることで、あらかじめ包装やパッケージ化された、適切な消化のサポートにならない可能性のある組み合わせのローフードに頼るよりも、はるかに良い結果をもたらす食べ物からのプラーナ、すなわち生命力を受け取ることができます。

アーユルヴェーダ
photo by Jorge Atramiz (http://www.jorgeatramiz.com/, @jorgeatramiz)

アーユルヴェーダは、私たちの身体を芸術作品として見ることを教えています。商品などの内容が書かれたラベルや食事に関する外部の規則に固執するのではなく、あなたが食べる食べ物が、身体と心にどのように影響するかに注目してください。あなたの気分はどうですか?流行りを避け、あなたの身体と心にとって自然なものにこだわってください。

ライター/マイラ・リューイン
アーユルヴェーダとヨガを30年以上学び実践する。何千人ものクライアントが本来の自然なバランスのとれた健康を取り戻し、依存症や摂食障害、自律神経失調症をはじめとする数々の問題を克服するのを支えてきた。ニュージーランドを拠点とするHale Pule アーユルヴェーダ & ヨガの創設者・代表として、この2つの変容の科学を学び癒しを得るための幅広い機会を提供する。その内容は、アーユルヴェーダ・ヘルス・コンサルテーションからヨガ・アーユルヴェーダ指導者養成コースにいたるまで多岐にわたる。栄養学とアーユルヴェーダの2方面からコンディションづくりをサポートする食事と、ヨガのクラスが愉しめる今最も注目のコンセプトショップ「THE_B」にて、アーユルヴェーダメニューを監修。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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Translated by Nami Matsuo



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