注目すべきスピリチュアル系ミュージシャン5選

 注目すべきスピリチュアル系ミュージシャン5選
NICK SPANOS
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④108秒インタビュー R&B/ ソウル: Melanie Fiona (メラニー・フィオナ)

Melanie Fiona
Photo by  MARK SQUIRES

インスタグラム: @melaniefiona

2度のグラミー賞受賞を誇るカナダのシンガーソングライター、メラニー・フィオナは、彼女が創り出す心地よいリズムと叙情的な歌詞が癒しをもたらすことから「歌うナース」と称されている。彼女のソウルフルな歌声は、高みを目指して生きることや、自分に寛大になるというメッセージとともに力強く響く。

ヨガジャーナル:いま一番影響を受けている人は?

メラニー・フィオナ:オプラ・ウィンフリーです。彼女は自分の番組でも自分の弱さを隠さずに真実を共有しながら、人々の人生を豊かにして、癒しています。あとはアーティスト仲間のジェネイ・アイコとローリン・ヒル。とてもスピリチュアルでパワフルな女性たちです。彼女たちの創造性あふれる視点や行いに感銘を受けています。

YJ: 日々の瞑想について聞かせてください。

MF: 一日のうち、気づいた時には心を落ち着けて感謝する瞬間をもつようにしています。車に乗り込んだら「私は守られている」と唱えたり、ただ30秒ほど静かに座って呼吸をする、といった簡単なことです。夜は寝る前に息子と瞑想をします。Simple Habitというアプリを使って、安眠のためのガイド付き瞑想をしています。息子も私もそれが大好き。眠る前に親子の絆を深められるし、幼い息子に心を静めることや瞑想を教えられるからです。あとはポジティブ状態で目覚めたり、雨の日を楽しむために、このアプリ瞑想を利用しています。

YJ:あなたの変化や成長を促すものは何でしょう?

MF: 低い周波数に身を置くこと、つまり辛い時です。困難な状況や人間関係で思いやりを忘れずに辛抱強くいることで、物事に過剰に反応しなくなりました。真の成長には、ある程度の不快感や学び直しが不可欠です。最近はそのように思っています。

YJ:よく唱えるマントラは?

MF:「私は幸せです。私は健康です。私はクリエイティブです」これらは特にキャリアを積む上での基準にしています。潜在的なチャンスがあっても、このアファメーションを実行できないなら見送ります。

YJ:音楽から人々に何を感じて欲しいですか?

MF:強さは弱さから生まれるということ。

⑤108秒インタビュー EDM: Krewella(クルーウェラ)

Krewella
Photo by  Lauren Dunn

インスタグラム: @krewella

姉妹ユニットのクルーウェラは、エレクトロ・ミュージック・シーンのトレンドセッターだ。2013年のヒットシングル「Alive」は全米チャート32位となり、ヤスミン・ユーサフ(27歳)とジャハーン・ユーサフ(30歳)は一躍スターダムにのし上がった。ニューアルバム「Ghost」では、解放されたセクシャリティと独創的な試みを交えながら、二人の独自性とアーティスティックなアプローチを展開している。シヴァを歌った「Mana」や、姉妹の父親がパキスタンのラーガ(伝統歌謡)を歌う「Ghost」は、即興的なメロディとインド、バングラデシュ、パキスタンの伝統音楽がベースとなっている。クルーウェラは、自分たちのコミュニティ「KREWmmunity」での活動を通じて、ヨガの実践を普段の生活や仕事に取り入れている。 KREWmmunity では、ヤスミンとジャハーンがファンを招いて地元の非営利団体と一緒に奉仕活動を行っている。また、二人は自分の内面に集中し、曲作りの過程でのカオスを受け入れ、自分の根源と繋がるために日々瞑想をしている。

ヨガジャーナル:あなたの変化や成長を促すものは何でしょう?

ヤスミン・ユーサフ:できるだけ呼吸法を実践しています。プラナヤマを行うと内面で停滞しているエネルギーが動いて、何年にもわたって自分の内側に埋もれている疑問や思考が掘り起こされるんです。

YJ:よく唱えるマントラは?

YY:「自己への献身」です。最も平和で感謝に満ちた最高の自分を実現するために時間とエネルギーを注げば、それは人生のあらゆる面に作用します。

YJ:あなた自身や、サウンド、精神に影響を与える人はいますか?

YY: 人生の全てがインスピレーションを与えてくれます。ツアーでの経験や、ホテルの部屋で感じる孤独、家族との充実した時間、そして喪失の痛みは新しいものを招くスペースを生みます。あとは他の芸術媒体も。人が無から生み出すものに限界はなく、とても魅力的だからです。あとは自分や友人、見知らぬ人への愛、自然とのつながり、この宇宙の生きとし生けるものとの関わり……影響を受けるものは無限にあります!

YJ:なぜお二人の音楽には精神性が宿っているのでしょう?

ジャハーン・ユーサフ:多くの場合、創造的な表現というのは、内面の夢や無意識の信念、記憶、未解決の感情、内なる様々な個性が反映されたり、顕在化したものです。アイデアやビジュアル、メロディ、歌詞の並び、シンボルがどのように浮かんでくるのか論理的に説明できない時もあります。私たちの曲の多くは意識に浮かんでくる中で書かれているので、その精神の流れに委ねるプロセスを大切にしています。

YJ:霊性、マインドフルネス、瞑想を愛する人々に伝えるために、何か方法を用いていますか?

JY: マインドフルネスの実践については私は永遠に生徒の立場なので、他の人に発する言葉は自分への教訓でもあります。ハイヤーセルフと繋がる旅において最大の敵は自分です。破壊的な習慣や、内なる否定的な声がしょっちゅう邪魔をしてきます。だから自分に言い聞かせています。自分に優しく、変化を恐れず、愛と敬意をもって行動するように、と。

YJ:日々の毎日の瞑想について聞かせてください。目標はありますか? 道具やアファメーションは用いていますか? 実践の時間はどのぐらい?

JY: 私は朝30分、一人で静かに実践することを心がけています。心の中のおしゃべりが止まることはほとんどありません。よく浮かんでくるテーマを観察して、それらの話がどこから来ているのか分析する時もあります。でも分析に没頭してしまう傾向があるので、そういう時は一旦すべてを無にして自分の中心に戻るためのマントラを唱えます。練習に気乗りしない日もあるけれど、瞑想から抜ける時には、滅多にない至福の無の瞬間に静かに身を置く時間を持てたことへの感謝があふれてきます。

ヨガジャーナルアメリカ版/「5 Spiritual Musicians to Follow

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by Kyle Houseworth
translation by Sachiko Matsunami



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