太っていたら恋愛できない?恋愛に関する思い込みと脱却を考える|吉野なおのボディポジティブな生き方

 太っていたら恋愛できない?恋愛に関する思い込みと脱却を考える|吉野なおのボディポジティブな生き方
Nao Yoshino
吉野なお
吉野なお
2020-06-26
広告

今思うと彼の行為は明らかなモラハラだったのですが、当時は自分に自信がないことも相まって「私には彼しかいない」「太っているから彼に認めてもらえない」「痩せれば彼が愛してくれる」と考えていました。ダメな自分が誰かに愛されるためには自分を作り変えるほどの、自己犠牲ともいえる変化が必要だと思い込んでいたのです。
彼には「お前の健康のためを思ってダイエットさせてる」と言われたこともありますが、私が摂食障害になって苦しみ始めても「お前の意思が弱いからだ」「食わなきゃいいだけだ」と貶され、全く理解してもらえませんでした。「健康のため」と言いつつ、心の健康は無視。彼にとっては私の外側が大事だったのです。

モラハラ男と別れた女性

あれから私自身、いろいろな人生経験や年齢を重ねてきた結果、やっぱり女性がモラハラ男性と付き合い続けてしまうことは良くない!と改めて感じるようになり、数年前からSNSなどで「モラハラ彼氏よりも自分を大事に!そしてもっと素敵な人に出会おう!」ということを発信していました。

そんなある日、イベントで「なおちゃんの書き込みを見て、モラハラ彼と思い切って別れられました!」と報告しにきてくれた女性のファンの方が現れたのです。

どうやら彼女も、かつての私と同じように、交際相手の男性から無理なダイエットを強要され人格否定されるような経験をしていたそうなのですが、別れてから新しい趣味を始めたり自分をケアする時間を増やして毎日を楽しく送れるようになったとのこと。それだけでも本当によかった!と思っていたのですが、それから度々ファンレターやイベントなどで「最近婚活始めました!」「新しく良い人に出会えました!」など状況報告してくださるようになり、なんと最終的に「結婚しました!」という結婚式の写真入りカードが届いた時は鳥肌が立って感動しました。今はモラハラとは程遠い、心優しい旦那さんと穏やかに過ごしているそうです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告



RELATED関連記事