コロナ離婚やコロナ絶交...こんな時だからこそ考えたい人間関係のあり方とは

コロナ離婚やコロナ絶交...こんな時だからこそ考えたい人間関係のあり方とは
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南 舞
南 舞
2020-04-30

【コロナ離婚】や【コロナ絶交】というような言葉が世間で話題になっています。コロナウイルスに人間関係にも支配されないために、私たちがすべきこととは?

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コロナウイルスによって起きる人間関係の崩壊、なぜ起きる?

コロナウイルスは日常生活だけではなく、人間関係にも影響を及ぼそうとしているそうです。それを象徴する言葉【コロナ離婚】【コロナ絶交】などの言葉がネット上で話題になっています。例えば、

○いくら言っても手洗いやマスクの着用をしてくれない

○外出自粛要請が出ているのに不要の外出をしている

○24時間パートナーや子どもたちと一緒にいるので家事の負担が増えた

○自分にとっては要らない情報を送ってこられることでイライラする

など、コロナウィルスに対しての危機感の違いから夫婦、家族、友人、恋人などの間でギスギスし、関係にヒビが入ることで起きるのだそう。こうした事態に巻き込まれないために、私たちに今求められることは何なのでしょうか。

身近な人間関係を守るための3つのポイントとは?

「イレギュラーな時はイレギュラーな行動をする」と心に留める

先の見えないウイルスとの戦いなど、普段起きることがないイレギュラーな状態を目の前にすると、人は普段取らないような行動をすることがあります。それは恐れや不安の感情から起きていること。普段から不安や心配が強い人の場合は、こうした状況に反応してしまい、自分の中に留めておくのが難しくなっているのかもしれません。しかし、それが悪いということではなく、その人の特性や価値観によるもの。「こう言った事態だからいつもより過度に反応しているのかも」という知識を頭の中に入れておくだけでも、相手の感情に振り回されず済むかもしれませんよ。

他人は変えられない

ウィルスに対する受け止め方、情報に対する感じ方などは価値観によるもので人それぞれです。自分の要望を伝えて変われば良いですが、残念ながら変わらないことのほうが多くありませんか?「相手に行動や考えを変えてほしいのに、変えてくれないのが許せない」と感じているのであれば、心の中が【べき思考】にとらわれているのかもしれません。例えば、「マスクや手洗いうがいは絶対するべき!」「外出は控えるべき!」など、べき思考がいっぱいになると今度は【怒り】の感情が起きやすくなります。この怒りの状態が続くと身も心も疲弊してしまいますね。筆者もカウンセリングの中で伝えることがあるのですが、「他人の行動や思考を変えることはできない」のです。なので、自分の中で【べき思考】を受け入れ、バランスの良い思考へと書き変えて行くしかありません。「あの人はマスクや手洗いをしないけど、感染する危険があるので私はしっかり予防して気をつけよう」「私は不要不朽の外出をしないようにしよう」と書き換えてみると、怒りも少し和らぐ感じがしませんか?

ネガティブな感情が起こるのは当然

「不安が消えない」「周りと自分のテンションが違うけど、心配しすぎ?」「家族に対して嫌な気持ちを感じてはいけない」などこう言った状況の中でネガティブな気持ちになることが多いと思います。しかし、それは当然のことなのです。逆に「ネガティブな気持ちを感じてはいけない」とフタをしようとするほどストレスが溜まってしまいます。不安・心配・焦りなどネガティブな気持ちを感じている自分に対して、良い悪いの評価なしに【受け止める】という姿勢を持つことがこの先必要なのかもしれません。

窮地に立たされるとつい感情的になるものですが、それは当たり前のことです。大切なのは【その感情と自分自身がどう向き合って行くのか】ということ。こういった事態の中で、マイナスなこともありますが、自分や大切な人たちとの付き合い方をじっくりと考えるのにも良い機会かもしれません。この事態をみんなで乗り切りましょう。

ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。
Instagram: @maiminami831

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