性格と病気に関連性!?自分の性格タイプを知るチェックリストとストレス対処法
最近は各所でストレスをどう対処していくかという話題が見られます。しかし、ストレスの対処法は分かっていても、『自分はどんな出来事や場面でストレスが溜まるのか』まで知っていますか?
性格と病気には関連がある!?
1960年代、アメリカの心臓学者であるフリードマンとローゼンマンは、心臓病にかかりやすい性格があることを発見しました。タイプAと呼ばれる性格に当てはまる人も心筋梗塞や狭心症などの心臓疾患にかかるリスクが高いのだとか。心臓疾患の他にも、性格によってかかりやすい疾患に特徴があるようです。
性格のABCD、あなたのタイプは?
タイプAの特徴 (心臓疾患のリスクが高い)
□『目的を達成しよう』という意欲が高く、他者に対して競争心や攻撃性も高い
□常に時間に追われている感じがある
□イライラして短気になりがち
□他人の評価が気になる
タイプBの特徴 (安定している)
□穏やかで落ち着いている
□時間にルーズな部分がある
□他人からの評価はあまり気にならない
□楽観的なところがある
タイプCの特徴 (ガンのリスクが高い)
□几帳面で真面目
□自己犠牲的なところがある
□我慢強く否定的な感情を表に出さない
□物静かで周囲に気を使う
タイプDの特徴 (うつ病、肥満、心臓疾患のリスクが高い)
□否定的な感情や考えを抱きやすい
□他者から否定されることが怖い
□人見知りがあり、人と関わるのが苦手
□打たれ弱く落ち込みやすい
程度に個人差はあると思いますが、タイプBの性格はストレスが少なく、タイプA・タイプC・タイプDになるとストレスを強く感じやすくなっていくと言われています。
タイプが分かったら?
まずは自分がどのタイプかを知ることで、どんな時にストレスが発生するのか見えやすくなりますね。そこから先のストレス発散方法については人によって合うものを選ぶと良いと思いますが、臨床心理士とヨガ講師の立場からオススメできる発散方法をいくつかご紹介します。自分に合うものを選んでやってみましょう。
健康的な生活習慣
身体の不調だけでなく、心の不調も生活習慣を大きく関係しています。これを機に今の生活習慣を見直してみると良いでしょう。
3つのR
知らず知らずの間に蓄積していくのがストレス。日頃から【3つのR】を意識することで心身の疲弊を防ぎましょう。
1.レスト(Rest)
休息・休養・睡眠を取りましょう。日中は時間を取るのが難しいかもしれませんが、短時間の休憩でも十分に気分転換になります。
2.レクリエーション(Recreation)
趣味や娯楽、気晴らしになるものを持ちましょう。アクティブに運動や旅行でも良いし、家の中で読書や映画鑑賞など、自分の性格に合わせて行やすいものを選びましょう。
3.リラックス(Relux)
外では知らないうちに緊張を感じがち。緊張を緩める時間を持ちましょう。特にヨガは、筋肉の緊張を緩め、呼吸を穏やかに戻し、感情や思考でぐるぐるになっていた心の状態をリセットしてくれます。
誰かに相談
専門家への相談まで行かなくても、身近にいる誰かと話すことですっと気持ちが楽になることってありますよね。『相談するなら事態を良くしなきゃ』と感じる人もいるかもしれませんが、話すという行為自体がセラピー効果をもたらすので、問題の解決にあまりこだわらなくても大丈夫。信頼できる人と話してみましょう。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。
Instagram: @maiminami831
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