お悩み「ヨガを日常にいかす」とは?【ヨガ指導者がアドバイス】

 お悩み「ヨガを日常にいかす」とは?【ヨガ指導者がアドバイス】
AC
綿本彰
綿本彰
2019-10-08

日本を代表するヨガ指導者、綿本彰さんが、ヨガにまつわる悩みに対してアドバイス。今回は「ヨガを日常で活かす意味」「ヨガで平常心を強化する方法はある?」と言ったお悩みに答えます。

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「ヨガを日常で活かす」ってどういうこと?

Q:「ヨガは、日常で活かさなければならない」と本で読みました。どういう意味でしょうか?

A:「心の状態」や「物事との関わり方」を日常に活かすこと

ヨガの練習で得られた「心の状態」や「物事との関わり方」を、日常生活に応用するという意味です。ヨガを始めて間もない頃は、ヨガでリフレッシュしてサッパリという、その場かぎりの練習になりがちです。でも、ヨガを続けていると少しずつ、練習で得られた「心が澄み切った感じ」や「集中のための背骨の伸ばし方」などが自分のものになってきます。

そして、さらに練習を続けていると、我(エゴ)を体に押し付けて力づくでポーズを行うよりも、体の声(感覚)に耳を傾けたほうがポーズが深まっていく感覚が習得できていきます。私たちの日常は、常に人や物、状況との「関わり」で成り立っていますから、我を押し付ける関わり方から、それらに耳を傾け、その感覚に寄り添う関わり方へと変化していくと、日常のさまざまな関係性が良好になってきます。

これを見据えてヨガの練習を行うこと。それがヨガを日常に活かす(応用する)ということになります。

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yoga Journal日本版Vol.64掲載



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